中日・大野雄大投手、苦境を乗り越え今季3勝目を達成
2025年6月28日、中日ドラゴンズの大野雄大投手が先発としてマウンドに立ち、広島東洋カープとの対戦で3―2の勝利へ導いたこの試合は交流戦明けのシーズン再開初戦であり、チームにとって重要な一戦となった
大野投手は5イニングを投げ、8安打2失点という成績で今季3勝目(3敗)を記録
特に2回には7番・菊池に同点打を許し、続く3回には満塁のピンチを招いて4番・モンテロに犠飛を打たれるなど、難しい局面も迎えた
しかし、その後4回と5回は無失点に抑え、リードを守る役割を果たした
試合後、大野投手は「何とかリードは保たないといけないと思って投げていた」と語り、白星を手にしたことに安堵の表情を浮かべた
大野投手は2023年に左肘の遊離軟骨除去手術(いわゆるクリーニング手術)を受けた後、思うような投球ができなかった
しかし昨年6月29日のDeNA戦での失敗を機に、元投手の岩瀬仁紀さんから投球スタイルの見直しを勧められた
従来のストレートで押す投球から、変化球を有効に使う新たなアプローチへとシフトしたという
特に2020年にはその圧倒的な成績で沢村賞を受賞するなど、将来を嘱望されていた大野投手だが、今の自分を見つめ直し、新しい投球術を身につけることが成長への一歩であることを実感しているようだ
今後の彼の活躍に注目が集まる
大野雄大投手の今回の試合は、彼の強い意志と成長の証が見られた一戦でした。昔のスタイルに固執せずに新しいアプローチを取り入れることで、彼は再びチームに貢献できるようになりました。このような姿勢は、他の選手にも良い刺激を与えるでしょう。
キーワード解説
- クリーニング手術とは?左肘の遊離軟骨を取り除く手術のことで、スポーツ選手の場合、これにより投球能力が回復することが期待される。
- 沢村賞とは?日本のプロ野球における最優秀投手に贈られる賞で、高い技術と成績を評価される。
- ツーシームとは?ボールが二方向に曲がるように投げられ、打者にとって非常に難しい球種の一つである。

