小園選手はこの日、神奈川県横須賀市にある球団施設で調整を行い、「いつ呼ばれてもいいように準備してきた」と意気込みを語った
小園選手の先発が決定した背景には、調子を崩していたバウアー選手が29日に出場選手登録を外れたことがある
これにより、若手の小園選手にチャンスが巡ってきた
市和歌山高から2022年にドラフト1位で入団し、4年目を迎える小園選手は、今季イースタン・リーグで12試合に登板し、6勝2敗、防御率1.67という圧倒的な成績を残している
彼のプロ初登板は昨年の4月10日、中日戦でのことで、5失点を喫し苦しいスタートを切った
その後は故障の影響もあり、登板の機会が少なかったが、今季は先発陣の層が厚く厳しい競争を勝ち抜いての初先発となる
小園選手は「気持ちだけはぶらさずにやろうと思っていた」と前向きに取り組んできた
小園選手の持ち球にはスプリットチェンジがあり、これは従来のチェンジアップよりも速く、鋭く沈む特徴を持つ
この新たな持ち球が、彼の安定感を支えている
小杉投手コーチはその成長を高く評価し、「調子が悪いときにも抑えられるようになってきている」とコメントしている
プロ初勝利を目指す小園選手は、今後の試合に対する強い意欲を表し、「上(1軍)で投げたいという誰よりも強い気持ちを持っている」と語った
林選手が2軍戦での実戦復帰に期待
また、DeNAの林選手も今週、2軍戦での実戦復帰が見込まれている林選手は今季、下半身のコンディション不良で戦線離脱しており、5月下旬に出場選手登録を外れた
その後6月上旬に2軍戦での復帰を果たしたが、痛みが再発し、実戦から遠ざかっていた
右膝に違和感を抱えているオースティン選手については、2軍で別メニュー調整を続けており、桑原2軍監督は「(実戦復帰は)まだという感じ」と慎重な姿勢を見せている
小園選手が今季初先発を果たすことは、チームにとっての新たな希望となります。若手選手の台頭は、チーム全体の活性化に繋がりますし、ファンにとっても新しい選手の成長を見守る楽しみがあります。彼の持つ才能と意欲がプロ初勝利に結びつくことを期待しています。
キーワード解説
- イースタン・リーグとは?プロ野球における下部リーグで、主に若手選手や故障からの復帰選手がプレーするリーグ
- 先発陣の層とは?投手陣の中で、特に試合の最初から投げる投手たちのことを指し、競争が激しいポジション。
- スプリットチェンジとは?通常のチェンジアップに比べ、速く沈む変化球で、打者を欺くための効果的な球種。

