就任4年目を迎える新庄剛志監督(53)は、今季のチーム運営において大胆な戦術を展開し、先発オーダーの刷新や、先発完投数の増加を実現させるなど、その独自の采配が結果に結びついている
ファンやメディアに引き寄せられる「新庄マジック」は、今季も健在の様子だ
戦力が厚くなったチーム
交流戦ではソフトバンクに次ぐ2位で終了した日本ハムは、6月19日に行われた巨人戦(東京ドーム)において、選手層が厚くなったチームの実力を示した一日一前の試合では3番レイエス、4番野村、5番万波の中軸が巨人相手に快勝したが、次の日には打順を大幅に変更し、3番マルティネス、4番郡司、5番田宮という新たな中軸を構成した
その結果、防御率1点台の巨人・山崎を攻略し、見事4−1で快勝した
新庄監督の意図とチームの成長
試合後、新庄監督は「この4年間、勝てるチームを2チーム作りたかった」と述べたチームが誰を出しても強力な戦力であることをアピールした
今季は、先発完投数が7月1日時点で16と12球団で断トツのトップを誇る
先発投手の伊藤や加藤、北山の充実ぶりが、チームの躍進の基盤となっている
特に、6月29日の西武戦では、4年目の達がプロ初完投勝利を収めたことで、先発完投の方針が投手陣の競争意識を高め、相乗効果を生んでいる
新庄監督の展望と選手層の厚さ
新庄監督は「先発ローテーションも2パターンつくりたい」と意気込みを見せ、今季のチーム完投数の目標を「21」と設定したが、ここまではその目標を大幅に上回るペースとなっている過去1、2年で最下位に低迷した新庄ファイターズは、昨季にリーグ2位に躍進し、初のクライマックスシリーズ(CS)を戦った
選手たちも新庄監督の采配に理解を示しており、今季は「オーダーを考えるのも難しい」という嬉しい悩みを抱えるほど、層の厚さが際立っている
勝利を狙う新庄ファイターズ
日本ハムは、9季ぶりのリーグ優勝を目指して虎視眈々と戦いを続けている新庄監督の独特な采配と選手たちの意気込みが結集し、期待される結果が出るか注目される
新庄監督が革新的な采配を展開する日本ハムは、その戦略によって着実に成長を見せています。特に選手層が厚くなり、選手たちの競争意識が研ぎ澄まされている点が印象的です。監督自身の明るいキャラクターも、チームを盛り上げる要因の一つと言えるでしょう。今後のリーグ優勝争いが非常に楽しみです。
キーワード解説
- 新庄剛志とは?プロ野球日本ハムファイターズの監督で、独自の戦術を駆使してチームを指揮しています。
- 先発完投とは?野球において、投手が試合を最初から最後まで投げ切ることを指します。完投は信頼や実力の証です。
- クライマックスシリーズとは?日本プロ野球でのポストシーズンのプレーオフ制度で、リーグの上位チームが争うことです。

