DeNA・井上絢登がプロ初打席で逆転グランドスラム!満塁弾でチームを勝利に導く

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◇セ・リーグ DeNA4―3中日(2025年7月2日 横浜) プロ野球、セ・リーグの試合が横浜スタジアムで行われ、横浜DeNAベイスターズの井上絢登選手が印象的なデビューを果たした

彼は、初回の2死満塁の場面でプロ初打席を迎え、豪快な逆転グランドスラムを放った

この打撃によりチームは1点差を逆転して勝利を収め、勝率は5割に復帰した

井上選手は打席に立つ前、満塁という大チャンスに対して「先輩たちがつないでくれたチャンス

何とか点を取ろうと食らいついた

今日がラストチャンスくらいの気持ちだった」と語った

彼が打った球は、DeNAの高橋宏投手が投げた低めのスプリット

スプリットとは、投球時に変化を与えるためにスライダーのように見えるが、急に落ちるボールのことを指す

この打球は右中間席へ舞い降りる豪快なものであり、井上選手のパワーが存分に発揮された瞬間だった

このグランドスラムはプロ初ホームランであり、プロ野球史上94人目、セ・リーグでは35人目の満塁弾となった

チームでは6人目、日本人選手としては4人目となる快挙だ

試合後、井上選手は「ウチュー!」と叫びながらお立ち台に登場し、先輩選手たちに祝いの言葉を受けた

井上選手には「ケンティー」という愛称があるが、先輩たちからは「ウチュー」と呼ばれることが多い

これは彼の天然な性格から来ているという

ホームイン時に示した両手の人さし指を天に向けたポーズも「ウチュー」の象徴だ

彼はプロ2年目の25歳で、シーズン開幕前に1軍に昇格したが、すぐに2軍に落ちていた

しかし、そこで結果を残し、再度1軍に昇格

正にその期待に応える形で、重要な一打を放った

井上選手は、福岡大在学中に「福大のギータ」と称されるほどのパワーを身に着けた選手であり、プロへの階段を上がるまで、四国・徳島で苦労を重ねてきた

生活が厳しい中でも、今の舞台に立ち続けるための努力を重ねてきた

「記念のボールは、苦しい時期に支えてくれた両親に贈ります」と語る彼の姿勢からは、感謝の気持ちが滲み出ている

井上選手の逆転グランドスラムは、彼の努力の証であり、感謝の気持ちも強く感じられる素晴らしい瞬間だった。苦しい時期を乗り越えて手にしたこの勝利は、彼自身だけでなく、チームにも大きな勢いをもたらすものとなるだろう。これからの活躍にも期待が高まる。
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