この負けにより、巨人は借金1となり、セ・リーグで4位に転落する結果となった
巨人の阿部慎之助監督(46)は、勝利への強い執念を持って試合に臨んだ
長期離脱中の岡本和真選手の代役として4番を務めていた吉川尚輝選手を休養させ、プロ7年目の増田陸選手を初の4番に抜てきした
増田選手は初回から2点の適時二塁打を放ち、期待に応えたが、打線全体で見ると、得点圏に5度も走者を進めながらも決定打を欠いてしまった
さらに、試合中に不運も重なった
5回の守備で門脇誠選手が脱水症状を起こし、8回の走塁中には増田選手が足をつって途中交代となった
同点の9回には、開幕から31試合連続無失点を誇る守護神・マルティネス投手が無死満塁の場面で豊田選手に犠飛を浴び、試合が決定づけられた
試合後、阿部監督は「最善は尽くせたかなと思いますけどね」と振り返りつつ、悔しさを滲ませた
「何とか勝たせてあげたい一心でやっているが、流れをひっくり返せなかった」と続け、「まだやり返せるチャンスがある」と次戦への希望を口にした
前日の同戦では、際どい本塁クロスプレーで決勝点を奪われ、抗議の末に阿部監督は指揮官として初の退場処分を受け、NPBから厳重注意と制裁金10万円が科せられていた
監督の執念はただ、勝利を求めるものだった
試合前の練習では、阿部監督は「何か少しでも変えてみよう」と新たなアプローチを試み、自身のルーティーンを変えるほど変化に飢えていた
グラウンド内を歩き回る様子は、選手たちへの激励とも受け取られたが、結果には繋がらなかった
4日からは本拠地東京ドームに戻り、セ・リーグ2位の広島との3連戦が待っている
暑さの心配がない環境で、巨人が息を吹き返せるか注目が集まる
今回の巨人の試合結果は、監督や選手たちの努力にもかかわらず、なかなか結果に結びつかない難しい状況が続いています。特に、選手の怪我や体調不良が影響を与えている点は心配です。ただ、今後の試合で流れを変えるチャンスはまだあると思いますので、応援したいところです。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは?試合が同点の状態で最終回に相手チームが勝ち越し点を挙げることで、試合に勝つことを指します。
- 得点圏とは?ランナーが得点できる可能性の高い位置、つまり、3塁あるいは2塁にいる状態を指します。
- 守護神とは?野球において、試合の終盤に登板し、リードを守る役割を担う最も信頼される投手のことです。
- クロスプレーとは?走者とフィールダーの間でルールに基づいて行われるプレーで、特に本塁でのタッチプレーにおいて見られます。
- ルーティーンとは?選手が試合前や試合中に行うお決まりの行動や習慣を指し、パフォーマンスを高めるために重要視されます。

