ヤクルト中村優斗、プロ初勝利を飾る!広島戦での貴重な無失点投球

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◆JERA セ・リーグ 広島0―5ヤクルト(3日・マツダスタジアム)期待の新人、ヤクルトのドラフト1位・中村優斗投手(22)が、広島戦でプロ入り初勝利を手にした

投球内容は見事で、5回を無失点に抑える抜群のパフォーマンスを披露した

この試合は、日中最高気温が33.9度という酷暑の中で行われた

中村は初回から毎回安打を許しながらも、勝利投手の権利がかかる5回には2死満塁の大ピンチを迎えた

しかし、冷や汗をかきながらも笑顔を絶やさず、見事にスライダーでファビアンを打ち取った

「ピンチも楽しみたい」と語る中村は、全力を尽くし85球投げて無失点で後続にバトンを託した

彼はキャンプから2軍生活を余儀なくされ、6月22日のオリックス戦では初登板ながら無念の黒星を喫していた

しかし、今回はフォームや調整法を進化させ、前回のデビュー戦よりも向上したパフォーマンスを見せた

中村は豪快な投球スタイルの一方で研究熱心な理論派でもある

長崎・諫早農高では、全国クラスの実力を誇る陸上部の練習法を参考にし、体力を強化した

愛知工大では最速160キロの強肩投手に成長し、さらなる成長が期待される

試合後、高津監督は「初めてのビジターでよく投げた

もっと制球ができる選手だ」と中村にさらなる飛躍を期待した

彼はウィニングボールを手に、指揮官と笑顔で記念撮影

「ボールは両親に渡します」と述べた中村は、今後に向けた決意を新たにした

中村選手は、当初の登録抹消の予定もあるが、夏場の投手陣を支える新たな戦力として期待されている

中村優斗(なかむら・ゆうと)
生まれ:2003年2月8日、長崎・諫早市生まれ
サイズ:176センチ、86キロ
球歴:中学では軟式野球部

諫早農高で背番号1を背負い、愛知工大では最速160キロを記録
契約金:1億円、年俸:1600万円
中村優斗投手のプロ初勝利は、彼の成長と努力の証明でもあります。初登板時の悔しさをバネに、しっかりと調整して臨んだ試合で無失点を達成したのは素晴らしい結果です。また、高津監督の期待も感じられ、今後の活躍に大いに期待がかかります。笑顔を絶やさずピンチを楽しむ姿勢も、プロの選手として大切な資質だと言えるでしょう。
キーワード解説

  • 無失点とは?投手が試合中に一度も相手チームに得点を許さないことを指し、非常に優れた投球内容を示す重要な指標です。
  • ドラフトとは?プロ野球において選手を選ぶためのプロセスで、各チームが高校や大学、社会人などから選手を選出します。
  • スライダーとは?野球の球種の一つで、速球に似た速さで投げられ、横に曲がるため打者にとっては打ちにくいボールです。
  • ウィニングボールとは?試合に勝った際に最も印象に残るボールであり、勝利の象徴として選手が保管することが多いです。

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