巨人・大勢、久々のセーブ登板で今季初セーブを達成

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◆JERA セ・リーグ 巨人1―0広島(4日・東京ドーム) 1点リードの9回、場内が暗転した後にビジョンに映し出されたのは、巨人の投手・大勢(26)だった

助っ人ピッチャーが3日の阪神戦で左足に打球を受けた影響で、大勢が代役守護神として登板

この登板は昨季までの役割を踏襲したものであり、1回を無安打無失点に抑え、彼の今季初セーブを記録した

これにより、通算セーブ数は81となり、西村健太朗に並び、球団の歴代セーブ数ランキングで3位に浮上した

「待ちに待っていた瞬間でしたし、1点差だったので、より気合が入りました」と大勢は感謝の気持ちを表し、「出てきた時には8回では得られないような声援をいただき、野球人生でも忘れられない一日になりました」と振り返った

先発の山崎が8回を投げ終えると、ブルペンから9回の登板が告げられる

直後には攻撃でキャベッジ選手がホームランを放ち、チームにさらなる勢いを与えた

大勢は「何としても伊織さんに勝ちを付けたい」と誓い、先頭打者の田中を151キロの速球で遊飛に打ち取り、続けて小園を三振、ファビアンも三ゴロに抑え、鉄壁の守りを見せた

「自分にとってもチャンスだと感じて、感情的にならず冷静に上がれた」と語った通り、その実力を証明する展開となった

長いシーズンの中で、大勢はプレー中は油っこい食事やお酒を控え、「美味しいけど、次の日がしんどい

だから幸せな瞬間よりも体調を優先します

おじいちゃんから送られた新米を塩おむすびにして、たくあんを切って食べる方が美味しい」と、シンプルな食事を好む理由を明かした

マルティネスが不在の時でも大勢が存在することは、今季の巨人にとって大きな強みだ

阿部監督は「抑え経験者が2人いるのは大きい

ああやって大勢が抑えてくれるのはチームにとって嬉しいし、ありがたい」と評した

大勢自身も、「甲斐さんのおかげでもありますし、自分を奮い立たせてくれた東京ドームのファンの皆さんのおかげでもあるので、感謝したい」と周囲への感謝の念を忘れない姿勢を示した

(田中 哲)今回の大勢投手の活躍は、彼自身だけでなくチーム全体にとっても非常に重要です。特に代役としての役割を果たすことで、チームの強みをさらに示した形です。ファンからの支持を受けて冷静に投球する姿勢も印象的でした。
キーワード解説

  • セーブとは?:セーブとは、野球においてある投手が試合の終盤で出場し、チームがリードしている状態を守りきること。特に救援投手が行うことが多い。
  • 代役守護神とは?:チームの通常の抑え投手が不在の場合に、その役割を果たす投手のこと。チームの戦略や状況に応じて重要な役割を担う。
  • ブルペンとは?:試合中に投手が試合に出る準備をする場所。通常はスタジアムの外に設けられ、そこで投球練習を行う。

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