この試合で山本選手は2本の本塁打を含む3安打3打点を記録し、ヒーローインタビューでは「30本です!」と未来の目標を明言
彼は「本当は20本って言いたかったけど、“ちっちぇえな”と思われるのが嫌だった」と笑顔で語った
この試合、山本選手は初回に田嶋選手の初球のチェンジアップを捉え、左翼席中段への先制2ランを放った
前の日には、ロッテの投手陣が3本塁打を浴びたため、打撃陣の合言葉は「先制点を取って打ち勝とう!」という意志のもと、山本選手は有言実行の先制9号2ランを決めた
更に、4回には自身2度目の2打席連発で10号ソロを左中間へ打ち込む快音を響かせた
育成ドラフト出身の選手がシーズンで2桁本塁打を記録するのは、甲斐選手(現巨人)、松原選手(現西武)に続いて3人目となる
山本選手は「別にそんな、ちっちゃいところは目指してないんで」と力強く語り、「常に期待に応えたい」と意気込む姿勢が見受けられた
交流戦が始まると同時に4番打者に抜擢された山本選手だが、リーグ戦再開後は25打数1安打と苦しい状況が続いていた
それにもかかわらず、サブロー・ヘッドコーチや吉井監督から「お前らしくやればいい」と励まされ、平常心を保ちながら試合に臨んだという
サブロー・ヘッドコーチは「2軍の時より格段に成長している
どんな状況でも4番で使い続けるつもり」と彼の成長を高く評価した
まだ22歳の山本選手は、5年間のキャリアの中で覚醒の兆しを見せており、現在リーグトップの日本ハム・レイエス選手とは5本差と接近している
自力優勝の可能性が消えかける中で、ダイナマイトの様な打撃が再びチームを救うかもしれない
ロッテの山本選手が8対2でのオリックス戦にて、企画通り8回の打撃で観客を沸かせた。特に彼の2本塁打がチームを引っ張り、今後の目標として自ら30本を宣言した点が注目される。2軍時代からの指導の賜物とも言える高いパフォーマンスは多くの期待を寄せられている。
キーワード解説
- ヒーローインタビューとは?試合後に活躍した選手を対象に行われるインタビューで、選手のパフォーマンスや今後の抱負を聞く場です。
- チェンジアップとは?野球において投手が投げる球種の一つで、スピードが遅く、軌道が変わるためバッターにとって打ちにくいボールです。
- 育成ドラフトとは?プロ野球チームが選手を育成する目的で行うドラフトで、一軍契約に至らない選手を指名し育成する制度です。
- 4番とは?野球における打順の一つで、そのチームの中で最も打撃力の高い選手がたいていこのポジションに置かれます。

