投手陣が好投を見せ、野手陣も守備で光るものを見せたが、打撃陣はなんと35回連続無得点という厳しい現状が続いている
新井貴浩監督（４８）は試合後、「誰か重い扉をこじ開けてくれ」と切実な思いを口にした
この日の試合では、打線に変革をもたらそうと、プロ初の１番起用として大砲・末包を立てた
しかし、結果的には有効な得点を上げることはできなかった
末包が１番に指名された背景には、指揮官の「出塁率」の考慮があった
監督は「スエ（末包）は出塁率が高く、奨成が２番にいる方が作戦の幅が広がる」と語り、期待を寄せた
しかし、打線が活性化することはなく、35回連続無得点という状況は解消されなかった
試合中、末包は三回に四球で出塁し、その後エンドランを試みたが、結果的には盗塁死に終わった
苦しい現状の中で打線を組み替え、攻撃を仕掛けるも点数は入らず
また、末包はこの日４打数無安打と振るわなかった
チームとしては、リーグ戦が再開されたにもかかわらず、八戦連続で２得点以下という結果が出ている
朝山打撃コーチは「いい人間がいれば固定できるが、そうではない」と評価し、今後の打順について模索を続ける意向を示した
長期にわたる得点不足に苦しむ広島
監督やコーチ陣が試行錯誤を重ねながらも、何か突破口を見いだすことができるのか、今後の試合に注目が集まる
広島は現在、連続無得点という状況に苦しんでいる。新井監督が試みた打線の変更も奏功せず、選手たちのパフォーマンスにも波が見える。今後、如何にしてこの厳しい状況を脱却するかが注目されるだろう。
キーワード解説
- スコアレス：試合の結果が得点ゼロであることを指し、どちらのチームも得点を入れることができなかったことを意味します。
- 出塁率：選手が出塁（ヒットやフォアボールなどで塁に出ること）する割合を示し、高い数字は選手の打撃能力と選球眼の良さを表します。
- エンドラン：バッターが打ち気を見せずにバントやヒットを狙い、走者が次の塁を目指す戦術であり、リスクを伴います。
- 盗塁：走者が次の塁に進むために投手の隙をついて自ら走ることを指します。成功すると得点につながる可能性があります。
- 打順：チームのバッターを打席に立たせる順番を指し、戦略によって選手をどう配置するかが重要です。
