西武、エース今井達也の復帰登板に懸念の声 – 熱中症問題が影を落とす

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 緊迫したペナントレースを迎えている西武ライオンズが、交流戦明け以来厳しい戦績に苦しんでいる

現在、パ・リーグ4位の西武は、先月27日からの日本ハム、オリックス、ソフトバンクとの対戦でわずか2勝6敗を記録し、首位の日本ハムとの差は6ゲーム、3位のソフトバンクとの差は5ゲームと、状況はあまりにも厳しい

中でも注目を集めているのが、エース・今井達也投手(27)だ

打線の奮起が鍵になるか

 西口監督は「今のウチの力かなとは思う

打線がもうひとつ奮起しないといけない」と語り、12試合の間でのパフォーマンスを試金石として捉えている

上位3球団との戦いでの得点はたったの13点で、これは自軍の得点力不足を如実に示している

エースの復帰登板

 今井は6月27日、熱中症の影響で4回途中降板を余儀なくされた

その後の5日のソフトバンク戦では「万全ではない中でも、全力を尽くしていくのが自分たちの仕事」と述べて登板したが、結果は5回8安打3失点というもので、本調子とは言えなかった

今井の過去の成績

 今井は今季開幕から12試合全てで7回以上を投げ、1完封勝利と1完投負けを記録

さらに、ハイクオリティー・スタート(7回以上、2自責点以内)を11試合で達成していたが、熱中症によるアクシデントから復帰した今井のパフォーマンスには不安が残る

今後の出場予定
 これから夏本番を迎えるベルーナドームでは、環境がさらに厳しくなる

今井の本拠地登板は19日からのソフトバンク3連戦に設定される見込みだが、球宴後も最大6試合が控えていることが懸念材料となっている

 もし、今井を球宴後から「裏ローテ」に再編し、本拠地での登板を1度で済ませるプランも考えられるが、首脳陣やトレーナー、今井自身がどのような判断を下すかが注目される

西武ライオンズの今後の戦い方が注目される中、エース今井達也の体調がチームの成績に大きく影響しそうです。監督の言葉からも打線の奮起が求められていることがわかります。特に熱中症による影響を乗り越えられるかが鍵になります。
キーワード解説

  • エースとは? エースは、野球チームにおいて最も優れた投手を指し、チームの勝利を牽引する重要な役割を果たす選手のことを言います。
  • 熱中症とは? 熱中症は、高温多湿の環境下で体温調節がうまくできないことから起こる病気で、軽度から重度まであらゆる症状があります。
  • ハイクオリティー・スタートとは? ハイクオリティー・スタートは、投手が試合で7回以上を投げて、自責点が2点以内の場合に与えられる評価のことで、投手のクオリティを示す指標です。

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