西武、4連敗でCS圏離脱の危機 現状打破に向けた指揮官の期待

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パ・リーグ4位の埼玉西武ライオンズは、9日の楽天戦(ベルーナドーム)で0-2と敗れ、今季4度目の4連敗を喫しました

これにより最大7あった貯金を使い果たし、5位の楽天に2ゲーム差と迫られています

交流戦以降は成績が急失速し、2勝8敗と勝利が遠のいている状況です

首位の日本ハムには8ゲーム、3位のオリックスとも5ゲーム差があり、クライマックスシリーズ(CS)進出圏内からも遠ざかっています

試合後、西武の西口文也監督(52)は「序盤にチャンスで点を取れなかったことが敗因だ」と分析しました

5回までに4度の得点機を作りながらも、若手選手たちが凡退を重ね、得点を逃してしまったことが課題として浮き彫りになりました

特に、1番打者の長谷川は8試合ぶりに安打を放ち、初回に一死二塁、3回には二死満塁のチャンスを作りましたが、渡部聖、西川、山村などの若手強化指定選手たちが結果を残せませんでした

指揮官は「若い選手たちには苦しんでほしくない」としつつ、現状を打破する期待を寄せました

しかし、その表情には悲壮感はなく、会見の最後には自分に言い聞かせるように「頑張っていこう!」との声を報道陣に向けました

貯金がなくなったとはいえ、78試合を終えての勝率は5割

4位に位置しているため、まだ希望は残っています

昨年の同時期には自力優勝の可能性が消え、借金が30近くまで達していました

苦しい状況下でも希望を持つことが大切であるとする監督の姿勢は、以前の絶望的な空気を知らないからこそ成り立っているのかもしれません

西武ライオンズは最近の試合でフラストレーションの溜まる結果が続いており、若手選手の成長が求められています。選手たちがチャンスを生かし切れない現実は厳しいですが、監督は希望を失わずに取り組む姿勢を示しています。ファンの期待を背負って、チームが再び浮上することを願います。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズとは?
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  • 得点機とは?
  • 強化指定選手とは?

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