西武が育成契約の仲三河優太選手と支配下選手契約を締結

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西武ライオンズは10日、育成契約を結んでいた仲三河優太外野手(22)と支配下選手契約を締結したことを発表した

新たに背番号は「55」となる

仲三河選手は大阪桐蔭高校を卒業後、2020年のドラフト7位指名で西武に入団した

入団からの3年間は、一軍出場がないまま過ごしたが、23年オフには育成選手契約となっていた

プロ5年目の今季においては、5月29日のオイシックス戦でサイクル安打を達成するなど、イースタンリーグでのパフォーマンスが目覚ましいものとなった

9日までに出場した45試合で、打率は3割2分7厘、9本塁打、37打点という成績を収め、この結果をもって支配下再昇格を実現した

仲三河選手は球団を通じて次のようにコメントしている

「今日から始まるぞ!という気持ちです

正直、実力が足りないと感じていた部分もあり、育成選手だった間は自分がやるべきことに集中して、ネガティブな気持ちにはなりませんでした

ファームでは練習時間が豊富にとれるので、バッティング技術の向上には自信があり、これは一番のモチベーションでした」と語った

また、彼は「再び支配下として結果に繋がったことは非常に嬉しいです

チームには長打が打てる選手が多いと思うので、ファームでの経験を活かし、一軍でも頑張りたいです

打席に立った際は、スタンドを目指してスイングします」と抱負を述べた

広池浩司球団本部長は「仲三河は早い段階からチーム内で屈指の飛距離を誇っており、最近は育成選手として地道に努力を重ね、打撃力を確実に向上させてきました

その成果として今季は二軍で素晴らしい成績を残しました

彼の強打が一軍の得点力向上に寄与し、将来的にはチームの主力を目指すさらなる成長を期待しています」と述べた

仲三河選手は同日の楽天戦(ベルーナ)から、早速一軍ベンチに登録されている

西武ライオンズの仲三河優太選手が育成契約から支配下選手契約に昇格し、再び一軍の舞台を目指すことが決まりました。彼のこれまでの努力と、イースタンリーグでの素晴らしい成績が結実した結果です。特に、サイクル安打を達成するなど、多くの選手が経験したことのない偉業を成し遂げたことは、彼の能力を証明する重要な要素と言えるでしょう。
キーワード解説

  • 育成選手とは?プロ野球において、正式な選手契約ではなく、特定の条件付きで契約を結ぶ選手のことを指します。育成選手は一般的に一軍での出場機会が少なく、チームによって育成が行われます。
  • サイクル安打とは?一度の試合で、単打・二塁打・三塁打・本塁打のすべてを打つことを指します。この打撃の偉業は非常に珍しく、達成することが難しいため、記録された選手は特に評価されます。
  • イースタンリーグとは?プロ野球の二軍リーグであり、主に関東地区のチームで構成されています。選手が一軍に昇格する前に実力を試す場として重要な役割を果たします。

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