駒大苫小牧、南北海道大会での勝利を導いた蔵本真ノ輔の活躍

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◆第107回全国高校野球選手権 南北海道大会1回戦 大麻0-6駒大苫小牧(11日・札幌円山) 南北海道大会の1回戦で、駒大苫小牧が大麻に対して6-0で勝利を収めた

この試合で、駒大苫小牧の5番打者である蔵本真ノ輔(3年)が3安打2打点を記録し、チームの勝利を大いに支えた

試合のハイライト

初回には2死一、二塁の場面で左前への適時打を放ち、先制点を挙げた蔵本は、「コンパクトにつなぐ意識でやってきたので、それが出せてよかった」と試合後にコメントした

さらに6回には中越え適時三塁打を放ち、3安打2打点と主軸の役割を果たした

地区予選での苦戦

蔵本は地区予選では不振が続いていたが、代表決定戦では打線の爆発にもかかわらず無安打に終わった

これに対して、午前の練習中に佐々木孝介監督(38)から直接声をかけられ、自身と6番の鈴木がキーマンであるとの意識を持ち、つなぐことを重視した結果が実を結んだ

指導者の存在

蔵本の叔父は元中日ドラゴンズの英智氏で、強肩の外野手として知られる選手だ

引退後はコーチも務めた英智からは、中学時代に「キャッチボールでの体の使い方や基本的な技術」を教わったという

このような家族の背景も、蔵本の成長を支えている

蔵本の姿勢と今後の展望
春から外野にコンバートされたばかりの蔵本は、「あこがれで、目指したい」と語る叔父の教えを胸に、今後もチームを支える存在となることが期待される

大麻・奈良蓮斗投手の奮闘
対する大麻の奈良蓮斗投手(3年)は、154球を投げる熱投を見せたが、5失点で敗北

試合後には「疲れはあったけど、そんなことは言ってられないと思って投げ抜いた」とコメントした

駒大苫小牧が南北海道大会の初戦で見事な勝利を収め、特に蔵本選手の活躍が際立った。過去の不振からの立ち直りが印象的で、今後の試合にも期待が高まる。家族からのサポートも大きな要素となっており、蔵本選手にとって素晴らしい成長が見られる瞬間だった。
キーワード解説

  • 高校野球とは?:中学生から高校生までの学生チームが参加する野球の大会で、全国大会を目指して各地域で予選が行われます。
  • 適時打とは?:得点につながる打撃のことを指し、特に試合の状況に応じて重要な場面でのヒットや打点を得る打撃を意味します。
  • コールドゲームとは?:勝敗が明らかに決まっている場合に、所定のイニングまで試合を続けず終了することを言います。

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