この試合は、夏の大会でノーシードとしての闘いを開始する花巻東にとって、非常に重要な一戦となりました
花巻東では、内野手の大翔(だいと)選手(2年)が「4番・一塁」として出場し、2安打を記録
この試合の先制点は、4回の無死一塁から新田光志朗選手(3年)が右越えの2ランホームランを打ったことにより生まれました
その後、古城選手が放ったヒットが中堅手の前に落ち、その流れを受けた後続が3点を追加
結果的に大翔選手は2安打1得点の好成績でチームの勝利に貢献しました
大翔選手は神奈川県出身ですが、「大谷翔平選手を指導した監督のもとで野球をやりたい」として花巻東への入学を決意しました
彼は「本当に野球に打ち込める環境だ」と語り、前のチームに比べて意識が高まったことを明かしました
冬季には木製バットを使い、1日に1000スイングを行うなど、相当な努力を重ねてきました
この努力のおかげで、この日の結果に繋がったと振り返ります
特に、父であり現巨人のコーチでもある古城茂幸氏から贈られた言葉「先輩のために、仲間のために」を常に心に留めている大翔選手
この日は多くの部員がスタンドで応援してくれ、その声援があったからこそ打てたと感謝の意を示しました
花巻東は、センバツで8強入りしながらも春の県大会は初戦敗退
この夏は18年ぶりにノーシードで挑むため、選手たちの意気込みは非常に強いです
大翔選手は「次の一戦を本気で勝ちにいきたい」と意気込みを語り、試合を通じて、24年ぶりのノーシード夏大会勝利に向けた挑戦が始まりました
今回の花巻東の勝利は、努力とチームワークの賜物です。大翔選手のように、選手が自身の成長のために日々努力する姿勢は、他のチームメイトにも良い刺激となります。今後の試合でもこのような心の持ちようがチーム全体の力に結びつくことが期待されます。
キーワード解説
- ノーシード:トーナメントやリーグ戦で、シード権を持たないチームのこと。シード権を持つチームよりも逆境から始まるため、特に勝利が難しいとされる。
- 木製バット:プロ野球で一般的に使用されるバットで、金属製のものと比べて打球の飛距離やバットの反発力が異なる。選手の打撃技術に直結する重要な道具。

