ソフトバンクの育成選手・西尾歩真が連続複数安打、支配下登録へ猛アピール

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◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク3―0オリックス(15日、タマスタ筑後) 福岡ソフトバンクホークスの育成選手、西尾歩真内野手が、プロ入りからの成長を証明するかのように連続複数安打を果たし、支配下登録に向けての猛アピールを続けている

彼は2023年に中京学院大学から育成指名の13位で加入した選手で、身長167cmの小柄な外野手である

今回の試合では「2番二塁」にスタメン出場し、初回の第1打席では先発投手の椋木蓮から150キロの直球を左前に運び、3回の第2打席でも再び椋木からの直球を中前に落とすなど、2安打を記録した

これにより、11日に行われた広島戦、13日の同戦でともに3安打を放ち、出場3試合連続で複数安打を達成することとなった

西尾は「ボールがしっかり見えるようになっている」と打撃の向上について語った

西尾の打撃好調の背景には、走塁や守備の成果を出すためにトレーナーから走り方のフォームを習う中で「足を速くしよう」と意識したことが挙げられる

猫背になっていた自分を改めて認識し、打席では「首を長く」「背筋を伸ばすこと」に焦点を当てるようになった

これにより「懐が深くなって良い感覚が出てきた」と自身の成長を実感している

一時は打率が2割台前半だったものが、これらの努力を経て現在は3割1分1厘まで上昇

村松有人2軍打撃コーチは「どのボールに対してもコンタクトできている」と高く評価している

今月末までが支配下登録の期限であり、育成選手にとっては非常に重要な時期でもある

残る2枠を争う中で、西尾は「支配下に上がるためには打率4割近く打たないといけないから、まだまだ努力が必要です」と強く意思を表明した

今回の西尾選手の活躍は素晴らしいもので、育成選手としての道のりがいかに厳しいものであるかを再確認させるものです。彼が自分の体調や練習方法を見直し、努力している姿は他の選手にも良い刺激になるでしょう。支配下登録争いが続く中、彼の今後のパフォーマンスにも期待が高まります。
キーワード解説

  • 育成選手とは?チームに所属しながら技術を磨き、支配下選手としての契約を目指す選手のこと。
  • 支配下登録とは?プロ野球チームの一軍選手として正式に契約され、試合に出場できる選手になること。
  • ウエスタン・リーグとは?日本プロ野球の二軍リーグであり、育成選手や若手選手が試合を通じて成長する場。

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