プロ3年目の才木は、昨季育成から支配下登録となり、2023シーズンに入ってからは6月14日に初昇格し、これまでに9試合に登板している
驚くべきことに、彼は23人の打者に対してわずか1安打に抑え、四死球はゼロ、さらに無失点を続ける素晴らしい投球を見せている
特に、6月28日の楽天戦ではプロ初勝利を記録した
「いい場面で出してもらって、野手にも助けられて抑えられている」と語る才木
彼は先輩選手の九里亜蓮から多くのことを学んでいる
九里は投球時に体が開きがちになるという悪癖を克服するためのトレーニングメニューを教えたり、練習中には頻繁に助言を与えたりしている
「こういうトレーニングをした方がいいとか、聞けば全部教えてくれる
アップ前でも、付きっきりで教えてくれる」と、自身の成長につなげるための意識の高さを見せる
また、今季途中に加入した岩崎との関係も無視できない
岩崎は「気がついたら隣にいて、一緒に練習メニューをやっている」と語るほど、頻繁に共に練習を行っている
両者に共通するのは、150キロ台中盤の直球と、落差のあるフォークだ
才木は「今はボールが元気だからいけている」と語りつつ、将来的にはもっと多様な配球を考える必要性を認識している
「九里も岩崎も動く教科書のような存在で、吸収できるところがたくさんある
学んでいきたい」という言葉からも、才木の真剣さが伝わってくる
彼は勝負の夏場に向け、さらなる成長を目指し、「火消しでも、1イニングでも投げれるようになりたいし、どんな仕事でもやります」と意気込みを見せている
背番号95の才木が今後どのように上位争いに貢献していくのか、期待が高まる
この記事からは、若手選手の成長や先輩選手との関係がチームに大きな影響を与えることがわかります。才木選手のように、自分の弱点を認識し、積極的に改善しようとする姿勢が、プロとしての成長に繋がるのではないでしょうか。また、若手選手が先輩選手から学ぶことで、チーム全体の力が向上していく様子も伺え、期待が高まります。
キーワード解説
- 救援陣とは?救援陣は試合中に急に登板し、相手チームに得点を許さないための専任の投手たちのことです。
- 支配下登録とは?育成から正式な契約に移行し、試合に出場することができるようになることを言います。
- 無失点とは?投げた試合で相手にポイントを取られていない状況を指します。
- 配球とは?投手が次にどの球種を投げるか考え、それに基づいてキャッチャーとの連携をとることです。

