特に注目を集めているのは、今季から開幕投手を務めた奥川恭伸投手(24)です
彼は短距離ダッシュなどを通じて体をほぐし、明日19日の広島戦に向けて準備を進めています
奥川投手は、高卒6年目の今季において、自身初の開幕投手を経験しましたが、成績は8試合を投げて0勝4敗、防御率は5.36と、期待に応えられていません
特に、シーズンの途中で2軍での再調整を余儀なくされるなど、彼にとって厳しい状況が続いています
次回の登板はオールスター前の最後の試合であり、何としても今季初勝利を目指しています
奥川投手は、「前回、前々回と少しずつ良くなっている」と述べ、投球内容には徐々に納得できるようになってきたと語ります
しかし、結果が伴っていないことには「しんどい」と正直な気持ちを漏らしました
開幕投手として12球団の中で唯一、勝利を上げていないことが、彼の心を重くしています
彼の最近の登板では、9日のDeNA戦で七回途中4失点、2日の広島戦で6回2失点と、成績は振るわないものの、全体の投球フォームや内容には改善が見られています
「うれしいとか、そんな感じではないです」と語る奥川投手は、勝利という結果を求め続ける姿勢を崩しません
前半戦最後のマウンドでは、何とか笑顔で終えることができるよう、全力を尽くす所存です
ヤクルトの奥川投手の体調や心境に触れられる内容は、選手としての厳しさを感じさせます。勝利への欲求が本人を支えているのは明らかですが、そのプレッシャーもまた彼を苦しめているようです。今後の展望に期待したいです。
キーワード解説
- 開幕投手とは? シーズンの最初の試合で先発登板する投手のことを指します。チームの顔とも言える重要な役割です。
- 防御率とは? 投手が自分が投げたイニングに対して、どれだけ失点を防いだかを示す指標で、数値が低いほど良い成績です。

