この勝利を受け、愛知高校は31年ぶりの甲子園出場を目指すことになるが、その背景には元中日外野手であり現在は評論家としても活躍する彦野利勝さん（60）の存在がある
彦野さんは、昨冬から愛知高校の指導に参加しており、週に1、2回のペースで母校を訪れている
飛田陵佑監督は「彦野さんは高校生の視点に寄り添った指導をしてくれるので、選手たちも自分たちの理解の範疇で助言を受けられる」とその指導方法の有効性を絶賛した
また、監督本人にもマネジメントに関する貴重な助言を行ってくれるという点でも感謝されている
3年生の服部侑太外野手は、12日に行われた東浦との2回戦で高校通算8本目の本塁打を打った後、「技術的な側面に加え、打席における考え方や対ボールの待ち方などについても教えていただいており、思考が整理されることで助けられています」と話した
彦野さんの復帰は、愛知高校のテクニカルアドバイザーを務める法元智至氏（元東邦ガス監督）の声掛けが契機となった
法元氏の父、英明さんも中日のOBとして長い間球団に貢献してきた
こうしたOB同士のつながりは、東海地区の社会人や大学チームにおいても広がりを見せている
しかし、高校野球においてはプロ野球OBが指導者として関与する機会が少ないのが現状だ
現在、多くのプロ野球OBが高校で指導するための「資格回復」に関する研修を受けている
プロアマ規定に縛られることなく、選手たちに質の高い指導を提供する環境が整うことが期待される
彦野利勝さんが愛知高校に復帰し、若手選手への直接的な指導を行っています。彼の経験と指導スタイルが選手たちへプラスの影響を与え、チームの成長を促進している点が興味深いです。また、高校球界におけるプロOBの関与が増えることは、選手たちにとって大きなメリットとなるでしょう。
キーワード解説
- OB（オービー）とは？
- プロアマ規定とは？
- テクニカルアドバイザーとは？
