この試合で先発したエース、中野琉碧投手(3年)が9回を完投し、134球を投げ込んで9安打1失点の成績を収めました
エースの熱投とピンチ対応
試合の終盤、2点リードを保っていた西日本短大付は、9回に2死一、二塁のピンチを迎えましたしかし、中野投手は冷静に対応し、外角のカットボールを駆使して最後の打者を三ゴロに打ち取ることに成功しました
中野は「笑顔は心がけています
ピンチでもいい雰囲気をつくろうと心掛けています」と語り、精神的な安定感がそのままパフォーマンスに結びついたことを示しています
試合の流れと中野のスタミナ
中野は試合開始から3回までをパーフェクトピッチングで切り抜け、その後は8回に1失点を喫しましたが、無四死球を記録するほどの安定した投球を見せました監督の西村慎太郎氏(53)は「球が浮く感じがなく、最後まで中野でいこうと思っていました」と振り返っており、中野への信頼を強調しました
甲子園出場へ向けた意気込み
昨夏には甲子園16強、今春にはセンバツ8強に進出している西日本短大付ですが、今大会も3季連続の甲子園出場を目指しています中野投手は「1点1点が勝負になります
投手が踏ん張って、最終的な勝ちにこだわってやっていきます」と意気込みを語りました
今後の試合も期待されます
西日本短大付の中野投手が慌てずにピンチを切り抜けたことは、今後の試合においても大きな武器となるでしょう。彼の完投を活かして、チーム全体が一丸となって次の試合に臨む姿勢は、高校野球の醍醐味を感じさせました。
キーワード解説
- エースとは?野球において最も信頼される先発ピッチャーのことを指します。チームの勝敗を左右する重要な選手です。
- 完投とは?試合を先発ピッチャーが最後まで投げ切ることを指します。通常、完投勝利は評価される成績となります。
- カットボールとは?ボールが直線的に動くのではなく、少し横に切れるように投げられる変化球の一種です。
- 無四死球とは?試合中に四球やデッドボールが一切なかったことを意味します。これはピッチャーのコントロール力の高さを示します。

