試合は、ヤクルトが6対4とリードした5回表1死の場面で起こった
中村投手がファビアン選手に対して放ったカウント2−2からのストレートが逸れ、相手の頭部に直撃したことが事の発端となった
このプレイにより、球審から退場の宣告が下された
今回の試合は、中村投手にとってプロでの3度目の先発試合であったが、序盤では思うような投球ができず、1回には4本の安打を許し3失点
続く2回には、2アウトからの2者連続安打で更に1点を失ったものの、打席に立った際には2回1死二塁で広島先発の玉村投手から左前打を放ち、プロ初安打を記録
初安打が好機を広げ、続く打者オスナ選手の中前2点打によって、三塁から本塁に生還しプロ初得点も挙げた
中村投手がマウンドに戻ると、3回以降は徐々に立ち直りを見せていたが、勝利投手の権利を得るためには残りアウト2つというところでの危険球退場となった
これにより、代わりに矢崎投手が2番手としてマウンドに上がることとなった
中村優斗投手の試合は、波乱に満ちた展開だった。プロ初安打や初得点を記録する一方、危険球退場により勝利投手の権利を失う結果となった。これからの成長が期待される選手であり、一層の活躍を見せてほしい。
キーワード解説
- 危険球とは?:危険球とは、投手が相手打者への危険な球を投げたと見なされる場合に適用されるルール。特に頭部への投球は重大な危険とされ、即退場となる。
- 勝利投手の権利とは?:試合終了時に、勝っているチームの投手が5回以上投げている場合、勝利投手として記録される権利を指す。
- 初安打とは?:プロ野球選手が試合で初めて安打を記録すること。選手にとって重要なマイルストーンとなる。

