試合は6-5で巨人が勝利したが、阪神は一時最大5点のリードを保っていたにもかかわらず、逆転を許す結果となり、これにより対巨人戦の連勝記録は5でストップした
試合のハイライト
この試合では、小幡の2打席連発と大山の5号2ランを含む3本の本塁打が出たが、いずれも空砲として終わった特に注目されたのは、9回表のピンチでの出来事で、3番手の伊原が2死満塁の状況を迎え、吉川にサヨナラ打を浴びることになった
藤川監督の誕生日が彩る試合
試合前には、藤川監督の45歳の誕生日を祝うため、左翼スタンドの阪神応援団からバースデーソングが贈られた指揮官は、ナインとのハイタッチ後にベンチを飛び出し、お辞儀をして感謝の意を示した
しかし、祝福ムードに包まれていた試合は、次第に緊迫した展開に移り行った
攻防の流れ
阪神は、第2回の先頭打者・小幡がカウント0-1から巨人の先発・井上の内角高めのツーシームを捉え、プロ初の2試合連発となる2号ソロを放ったその後、大山も1000安打を達成するなど、得点を重ねていった
先発の伊藤将は、序盤からテンポ良く投球を続け、6回までわずか1安打に抑えていたが、7回に予期せぬ展開となった
気を抜けない終盤戦
7回、巨人の佐々木、吉川に連打を浴びた後、増田陸の中前適時打で1点を失っただけでなく、続くプレーで大山が本塁に悪送球したことで追加点を許してしまうそして、継投策を取った藤川監督に対し、登板したネルソンが同点本塁打を打たれ、5点のリードを守れなかった
シーズンの展望
それでも上半期を53勝35敗2分で首位に立つ阪神は、2年ぶりのリーグ優勝に向けて依然として強いチーム状況を維持している課題となるのは、リードを守れない終盤戦の投球改革であろう
この試合は阪神にとって非常にショックな結果でした。特に、最大5点のリードを持ちながら逆転サヨナラ負けをしたことで、チームの士気に影響を及ぼす可能性があります。また、藤川監督の誕生日を祝う雰囲気から一変してしまったことも印象的です。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは?試合が同点になった後、最後の攻撃で相手チームが得点を奪って勝利することを指します。
- ツーシームとは?投球時にバッターに対して、縦の回転のかからないボールを投げるストレートのこと。打者にとっては、速くて横に動く感覚を持つ球質です。
- 悪送球とは?本来、狙った場所に送球するべきところを外してしまうことを意味します。これにより失点に繋がるケースが多いです。

