試合は9回裏、2死一、三塁の場面で、広島の投手ハーンが投げた初球の内角低めスライダーを捉え、高々と打ち上げた打球は、左翼ポール際で一瞬スタンドに届かずに落ちる
しかし、審判団の検証の結果、打球はポールをかすめた判定となり、サヨナラ3点本塁打として認定された
試合の中で赤羽選手は、三塁に達した後、審判が映像判定を行うことをアナウンスする場面に直面し、歓喜の瞬間を祈らざるを得なかった
約3分間の静かな時間の後、判定が覆ると共に、歓喜の声が上がり、同僚たちからウオーターシャワーを浴びて祝福された
打席に立った瞬間から本塁打の確信を持っていた赤羽選手は、お立ち台で「素直にうれしい気持ちでいっぱい
すごい気持ちが良かった」と感激の声をあげた
赤羽選手はこの試合で自身初のサヨナラ本塁打に加え、7回には2点差に迫る適時打を記録し、チームを今季初となる4連勝に導いた
さらに、今年は63試合出場のキャリアハイを記録しており、レギュラーとしての地位を固めつつある
また、今回のサヨナラ本塁打は、2010年のリプレー検証導入以来、ビデオ判定で結果が覆ってサヨナラ本塁打となった初めての事例であり、注目される瞬間となった
高津監督は試合後、「まさかとは思った
失礼かもしれないが、赤羽はよく仕留めた」とあらためて選手を称賛した
今回の試合は、赤羽選手の活躍が光っただけでなく、サヨナラ本塁打がビデオ映像で覆った稀有な瞬間も印象的です。今後もこの選手の成長が楽しみです。
キーワード解説
- サヨナラ本塁打とは? - 試合の終盤、得点が必要な状況で打たれる本塁打のことで、得点が入った時点で試合が終了することを指します。
- リプレー検証とは? - 審判の判定を映像で確認する制度で、主に得点やファウルの確認に使用されます。2010年から導入されました。

