巨人が劇的逆転勝利、阪神の誕生日黒星を奪う

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 「巨人6-5阪神」(21日、東京ドーム)で、阪神の藤川監督は自身の誕生日に屈辱の黒星を喫することになった

45歳の誕生日を迎えた藤川監督は、試合前に左翼スタンドから集まった虎党に歌で祝福される中、前半戦ラストゲームを迎えた

しかし、思わぬ展開が待ち受けていた

 阪神はこの試合、早い段階から試合を優位に進めていたが、七回に伊藤将投手が先頭打者からの3連打でまず1点を失う

さらに、無死一、三塁で泉口のゴロを処理した大山選手が本塁への送球を失敗し、ここでも1点を追加されることとなった

これにより、阪神は5-2となったものの、試合はさらに波乱の展開を迎える

 この後、継投したネルソン投手が巨人のリチャード選手に同点本塁打を浴び、試合は一気に振り出しに戻る

八回には、今季再昇格したドラフト1位の伊原(NTT西日本)が登板

しかし、九回には2死満塁のピンチを招いてしまい、阪神はサヨナラ負けを喫することになった

 藤川監督は試合後、「やっぱりディフェンスが中心

投手がさらにスキルを上げて立ち向かえるようにならないと」と冷静にコメントした

明るい要素もある中で、今後の改善点を見つけなければならないという課題を抱えることとなった

 阪神はこの試合の結果、他の試合の結果を考慮しながらも、現在2位のDeNAとの差を保ちつつ独走を続けている

藤川監督は「オールスター明けからしっかりゲームを締めて戦う」と意気込みを語り、次の展開への準備を整えている

過去の逆転負けに関するデータ

 阪神が5点以上のリードを持ちながら逆転負けを喫したのは実に24年5月11日のDeNA戦以来となる

過去の記録が示すように、こうした大逆転はまれではなく、ファンからの期待を裏切った形となった

今回の試合は、阪神が有利に進めていたにもかかわらず、終盤での失策や投手の交代が裏目に出る結果となった。特に誕生日という特別な日に屈辱的な結果となった藤川監督は、チームのディフェンスやピッチングの改善を望んでいる。これを教訓に、次回以降の試合での巻き返しに期待したい。
キーワード解説

  • 誕生日黒星とは? 誕生日に勝利を収められず、さらにその試合が記念となる意味合いから、選手や監督にとって特に屈辱的な敗北を指します。
  • サヨナラ負けとは? 試合の最終回に相手チームが得点し、自チームがその回で試合を終える形となり、逆転されて負けることを意味します。ファンにとっても一番ドラマティックであり、印象に残りやすい負け方です。
  • 継投とは? 投手が交代することを指し、試合中にチームが状況に応じて投手を変えて戦況を有利に進めようとする戦略の一つです。

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