高校野球・水戸啓明の中山優人が146キロの完全試合達成、スカウト陣も注目

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
高校野球・茨城大会の4回戦が7月21日、ノーブルホームスタジアム水戸で行われ、水戸啓明が第2シードの水城を下し、8強入りを果たしました

この試合で注目を集めたのは、プロ注目の右腕投手、中山優人(3年)です

彼が投じた球速146キロのストレートで、9回を投げ切り、14奪三振という完全試合の快挙を達成しました

中山優人の成長と特長

中山選手は182センチ、65キロのスラリとした体型を持ち、独特のフォームが評価されています

「自分のフォームはあまり変わっていないので、周囲にはキレイと言われることが多い」と語る中山

投球においては球速だけでなく、テンポやコントロールを意識しており、特に速球は球質が良く、打者にとっては脅威です

スカウト陣の評価

中山選手の試合を視察したのは阪神など6球団のスカウト12人

その多くは彼に対する評価を高めており、将来性を感じています

昨年よりもコントロールの向上が見られ、「真っすぐを狙い打たれる場面が減った」と指揮官はその成長を証明する発言をしています

夢を追いかける姿勢

中山選手は幼少期からプロ野球選手を夢見ており、中学時代には水戸青藍舎ヤングでプレーしていました

高校選択時には、強豪校から多くの誘いを受けながらも「自分が勝たせて啓明を有名にしたい」という熱い思いから、水戸啓明を選びました

周囲からの期待
春田剛監督は「チームは『中山のチーム』と見られがちだが、彼は謙虚であり、若手選手たちを指導する姿勢も見せている」と語り、チームの精神的支柱としての役割も果たしていると評価しました

彼自身は高校最後の夏に全力を注いでおり、「勝つという気持ちを持つことが大切」と語っています

中山優人選手の素晴らしいパフォーマンスは、周囲の期待を一身に背負ったプレーの結果です。彼の冷静な姿勢や努力が結果につながることを期待せずにはいられません。プロ入りが待たれる選手として、今後の動向にも注目が集まります。
キーワード解説

  • 完全試合とは?:投手が相手打者に一人も出塁を許すことなく試合を終えることを言います。
  • スカウトとは?:プロスポーツチームが将来的に選手を獲得するために、若手選手を観察し評価する人のことです。
  • 甲子園とは?:日本全国の高校野球チームが集まり、夏に開催される高校野球の全国大会です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。