オリオールズ・菅野智之、後半戦初登板で今季最短KOを喫す

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◆米大リーグ ガーディアンズ10―5オリオールズ(21日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド) オリオールズの菅野智之投手(35)が、後半戦初試合で先発登板しました

彼は巨人からメジャーに移籍して以来、初めて口ひげをたくわえた姿でマウンドに立ちましたが、結果は厳しいものでした

菅野は3回2/3を投げ、6安打4失点(自責点3)で降板しました

これは、6月20日のヤンキース戦と並び、今季最短のKOとなりました

試合開始前には、味方から3点の援護を受けたにもかかわらず、彼はすぐにピンチを迎えます

無死一、二塁の場面で、ガーディアンズの主砲ラミレスに対して直球を投げたところ、見事に打たれて右翼席へ同点の3ランホームランを許しました

これは菅野にとって、以前の対戦時に打たれたことへの“対策”が功を奏したかのようです

続く2回には、先頭打者からの連打と四球で無死満塁の状況を作ってしまいます

ここでも彼は動揺が見え、ピッチクロック違反を犯してしまいました

ピッチクロックとは、投手が投球するまでの時間を制限するルールで、これに違反するとボールがカウントに加わります

それでも、菅野は責任感を持ってこのピンチを切り抜けました

しかし、3回には打線が援護を見せ、2点リードで迎えたものの、再びピンチを迎えます

ここでも難しい場面を乗り切り、味方の失策が重なり、さらなる失点に繋がってしまいました

最終的に、チームは6、7回と失点を重ね、敗戦を喫しました

菅野は前半戦ではチーム唯一の先発ローテーションとして活躍し、18試合中7勝5敗、防御率4・44という成績を残していました

しかし、今後は疲労の影響などから苦しい戦いを続けています

彼はゴルフなどで気分をリフレッシュしながら、後半戦の完走を目指すと意気込んでいます

一方、チームのオリオールズは、後半戦の成績が1勝3敗と低迷しており、ア・リーグ東地区最下位に苦しんでいます

今後、菅野がトレード要員として名前が挙がることも予想されている中、本人は「自分でコントロールできない」と冷静に受け止めています

菅野投手の後半戦初登板は苦しい結果となりました。これまでの実績を考えると、彼がこの試練を乗り越えて成長する姿を見たいと思います。
キーワード解説

  • ピッチクロックとは?投手が規定の時間内に投球しなければならないルールで、守られなかった場合はボールがカウントされる。
  • 防御率とは?投手が与えた失点をイニング数で割って算出される指標で、低いほど良いとされる。菅野の今季防御率は4・54である。

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