巨人の戸郷投手、エースへの逆襲を誓う

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プロ野球・読売ジャイアンツの戸郷翔征投手(25)が、24日に自身の好投を「使命」と位置づけ、後半戦での逆襲を誓った

今シーズン、開幕投手の役割を担った戸郷は、これまで11試合に先発し、成績は2勝6敗、防御率5.24というエースとは言えない数字が続いている

6月23日に2度目の2軍降格を受け、約1か月を2軍で過ごした戸郷は、ファームで2試合に登板し、合計8回で無失点の好成績を収めた

この間、投球フォームの見直しを行い、30日の中日戦で3勝目を目指して先発に立つ覚悟を示した

「覚悟はできた」と語る戸郷は、バンテリンドームでの登板を予定している

2軍降格当初、阪神とのゲーム差は4だったが、現在は10ゲーム差にまで広がっている

しかし、先発投手としての役割は変わらない

「上の試合もよく見ていますし、阪神とのゲーム差も承知しています

私がやることは変わらない

いい試合を作ることが私たちの使命です」と力強く語った

戸郷は、阿部監督の信頼に全力で応えることを誓っている

阿部監督は22日、山口寿一オーナーに前半戦の中間報告を行う際、戸郷について「開幕投手に抜てきしたので、結果を出してほしい」とコメント

これに対し戸郷は「開幕投手として期待されたが、結果が伴わず悔しい思いをしています

悪い結果が続けば叩かれるのは仕方ありません

その中で、結果を出すことを重視したい」と、不言実行で白星を狙う姿勢を示した

2度目の2軍降格後、3週間の間、実戦から離れている間に、桑田2軍監督とともにフォームを見直した

初めての実戦は12日のイースタン・日本ハム戦で3回無失点1奪三振、次の18日の練習試合では5回無失点6奪三振を記録した

特にフォークボールの修正に重点を置いており、戸郷は「理想を求めすぎず、試合中にどれだけ変化するかが重要」と語っている

18日の試合後に首脳陣から1軍登板の計画を知らされ、杉内投手チーフコーチは「この時期に2桁勝利を挙げていてもおかしくない投手だ

後半戦で頑張ってもらいたい」と期待を寄せている

戸郷は「やっと来たチャンス

これを逃さないようにしたい」と強い決意を見せ、先発の座を譲るつもりはない

この日の戸郷は、Gタウンで2軍練習に参加し、キャッチボールやダッシュなどで身体を整えた

精神面でもリフレッシュしたため、体調は万全

戸郷は、「一試合一試合に集中し、チームに良い流れをもたらすことが最も重要」と語り、エースとしての自覚を新たにしている

戸郷投手が再び1軍での登板に向けて意気込んでいる姿は、頼もしい限りです。2軍での無失点の成果を持ち越し、エースとしての責務を果たそうとする姿勢は、ファンにとっても期待が高まります。今後の試合で彼がどれほどのパフォーマンスを見せるか、注目が集まります。
キーワード解説

  • 逆襲とは?強い意志を持って立ち向かう行動のことです。ここでは、戸郷選手が前半戦の結果を乗り越え、再び活躍する決意を表しています。
  • 防御率とは?投手が与えた自責点の数をイニング数で割ったもので、低ければ低いほど良い成績を示します。戸郷選手の場合は、防御率が高いため、改善が求められています。
  • フォークとは?野球における変化球の一つで、ボールが急に落ちる特性を持った球です。戸郷選手はこの球種の精度を向上させることに取り組んでいます。

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