ヤクルト、米フィリーズ傘下から自由契約の青柳晃洋投手を獲得交渉開始

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東京ヤクルトスワローズは、米Major League Baseball(MLB)のフィラデルフィア・フィリーズ傘下のマイナーリーグチームにて自由契約となった青柳晃洋投手(31)との獲得交渉を開始した

球団のゼネラルマネジャー(GM)である小川淳司が25日、東京都内の球団事務所にて、青柳の代理人と接触したことを明らかにした

青柳投手の経歴と成績

青柳投手は、変則サイドスローという独特な投球スタイルで知られる投手である

変則サイドスローとは、通常の投球フォームとは異なり、体を横に傾けたポジションから球を投げるスタイルを指し、打者にとって当たりづらい球を投げることができる

ただし、昨シーズン終了後、阪神タイガースからポスティングシステムを利用してMLBへ挑戦すると表明し、日本での経験をもとにアメリカでの成功を目指していた

青柳は2022年に投手として三冠を達成した実績を持ち、阪神在籍の9年間で通算61勝47敗、防御率3.08という優れた成績を収めている

しかし、1月にフィリーズとマイナー契約を結んだものの、オープン戦でのパフォーマンスが振るわず、マイナーリーグ開幕を迎えることとなった

3Aおよび2Aでの出場は23試合に及び、1勝3敗、防御率7.22といった成績だった

高津監督の期待

ヤクルトの高津臣吾監督(56)は青柳選手に対して非常に高い評価を持っており、「彼は良い投手だ」とコメントしており、アメリカでの挑戦が期待通りに行かなかった点についても理解を示した

年齢的にまだチャンスは多く、今後の活躍を期待する意向を示している

今回の青柳投手の獲得交渉開始は、ヤクルトにとって大きなニュースとなる。青柳選手は阪神時代の実績から見ても、チームにとって貴重な戦力となる可能性が高い。メジャーでの挑戦がうまくいかなかった背景には様々な要因があるが、ここから再起を図る姿勢には期待が寄せられる。特に高津監督が持つ青柳選手への評価が、チーム全体の士気を高めることにもつながると考えられる。
キーワード解説

  • 青柳晃洋とは?: 青柳晃洋とは、変則サイドスローで投げる日本のプロ野球選手で、過去には阪神タイガースに所属していた投手である。
  • ポスティングシステムとは?: ポスティングシステムとは、メジャーリーグチームが日本のプロ野球選手を獲得するために必要な制度で、選手の日本球団が他球団と交渉する権利を譲渡する仕組みである。
  • 防御率とは?: 防御率は、投手がどれだけ失点を抑えられたかを示す指標であり、低いほど優れた成績を意味する。
  • 変則サイドスローとは?: 変則サイドスローとは、投手が横向きに体を傾けて球を投げる方法で、打者にとって難しいタイミングを作り出すことができる。

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