西武、クライマックスシリーズ進出に向けた正念場:打線の救世主となるかJ・D・デービス

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 パ・リーグ4位の西武ライオンズが、2022年以来となる4年ぶりのクライマックス・シリーズ(CS)進出を賭けた正念場を迎えています

現在、球団は87試合を消化し、42勝45敗1分けの成績で借金3という厳しい状況です

西口監督は前半戦を振り返り「なんとか貯金で終わりたかったが、借金で終わってしまって残念」とし、後半戦での反撃を期待しています

 7月に突入し、打線は打率1割9分3厘と低迷し、32得点(平均1.9点)と苦境に立たされています

この期間、頼みの投手陣もチーム防御率3.56とコンディションを崩し、4勝12敗1分け(勝率2割5分)という結果です

現実的なクライマックスシリーズ進出を目指すためには、残り55試合で3位のオリックスとの5.5ゲーム差を詰める必要があります

 交流戦以降、今井、隅田、武内といった先発投手陣の復調が求められており、さらにチーム打率2割2分9厘(パ・リーグ最下位)、224得点(両リーグ最下位)の改善が急務です

特に、シーズン序盤に活躍した西川や渡部聖選手の復調も欠かせません

また、新たなポイントゲッターとして期待されているのが、J・D・デービス選手(32)です

彼はセデーニョの不振に替わる存在として、孤軍奮闘してきたネビンとともに、打線に新たな化学反応をもたらすことが期待されています

 デービス選手は、19日のソフトバンク戦から3試合に出場し、打率1割8分2厘(11打数2安打)は控えめですが、本塁打や打点がない状況で、日本野球に適応中です

キャンプやオープン戦がない中での急な調整は難しいことですが、「自分の持ち味はどんな状況でもあきらめず、ハードにプレーするところ」と、不屈の闘志を見せています

 後半戦の西武にとって、デービス選手の適応能力に賭ける以外の選択肢はありません

彼の存在がチームの浮沈にどれほど影響を与えるのか、今後の試合が注目です

西武ライオンズの現状は、クライマックスシリーズ進出の道が厳しいことを示しています。低迷する打線の中、新加入のデービス選手がどれだけ早く日本の野球に適応し、チームの助けになるかが鍵です。
キーワード解説

  • クライマックス・シリーズとは?クライマックス・シリーズ(CS)は、プロ野球のポストシーズンにおけるプレーオフ方式の一つで、リーグの上位チームが優勝を目指して戦うシリーズです。
  • 打率とは?打率は、選手が打ったヒットの数を打数で割ったもので、選手の打撃成績を示す重要な指標です。
  • 防御率とは?防御率は、投手が9イニングあたりに許した自責点の平均を示し、投手の実力や影響度を測るための指標です。

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