小笠原慎之介、メジャーデビューから僅か2試合でマイナー降格の真相とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
中日からポスティングシステムを経て、ナショナルズに移籍した小笠原慎之介が、7月6日(現地時間)にメジャーデビューを果たしました

しかし、その喜びも束の間、わずか2試合の登板の後、マイナーリーグに降格する事態となりました

この短い昇格と降格の裏にはどのような事情があったのか、現地での評判を探るべくワシントンDCでナショナルズの番記者たちに話を聞きました

メジャー「2登板」をどう見たか

デビュー戦が行われたワシントンの日は異常な蒸し暑さに包まれており、気温は30度、湿度は70%という厳しい条件でした

小笠原は初回にいきなり単打と盗塁を許し、その後も大型新人のローマン・アンソニーに適時打を浴び、続けてホームランを打たれるなど計4失点

最終的に2回2/3の間に7安打4失点という成績で初黒星を喫しました

2度目の登板となるブルワーズ戦では、開始から3回まで無失点の好スタートを切ったものの、4回に死球を与え、その後2本の二塁打で3失点

チームはこの試合も敗戦となりました

「メジャーのレベルに未達」との評価

地元スポーツ専門テレビ局MASNの記者であるマーク・ザッカーマン氏は、小笠原のパフォーマンスについて「メジャーのレベルには達していなかった」とバッサリ指摘しました

特に痛感されたのは、ケガから復帰したばかりで、長いイニングを投げる準備ができていなかった点です

彼の持ち味である多球種を生かすスタイルは評価されるものの、どの球をどの状況で投げるべきかを理解することが重要だと話しています

また、ナショナルズにとって小笠原は日本から初めて獲得した選手であり、日本のマーケットへのアピールも意味していたでしょう

小笠原選手のメジャーデビューは期待された一方で、実際のパフォーマンスは思わしくなく、わずか2試合での降格となりました。これには様々な要因が絡んでいると思いますが、特に体力や技術の面でメジャーの厳しいレベルが影響したのかもしれません。未熟さが指摘されつつも、今後の成長に期待が寄せられています。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?プロ野球選手が外国のリーグに移籍する際に用いられる制度で、選手の権利とチームの利益を両立させる仕組みです。
  • 昇格とは?選手が一時的に上位リーグに呼ばれることを指します。
  • 降格とは?逆に選手が下位リーグやマイナーリーグに移ることを指します。
  • 球種とは?投手が投げるボールの種類を指します。例えばストレートやカーブなど、多くの場合選手の特徴となる部分です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。