田畑晴光がインターハイ女子5000m競歩で優勝、記録更新にも成功

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

田畑晴光が女子5000m競歩で優勝、インターハイでの快挙を達成

全国高校総体、通称インターハイが広島・ホットスタッフフィールドで開催される中、女子5000m競歩では田畑晴光選手(西城陽高校3年)が22分43秒11というタイムで見事優勝を果たしました

この大会では、暑熱対策として予選が行われず、2組によるタイムレース決勝が実施されました

田畑選手は、これまでインターハイで男子走高跳の平松祐司選手や八種競技の駒井斗馬選手といったチャンピオンが在籍する西城陽高校からの選手です

彼女は、先頭で1000mを4分26秒で通過し、「自分より持ち記録が良い選手もいたので(後ろに)つこうと思ったのですが、クセで出てしまいました」と語るなど、勝利の裏には緊張感と戦う姿勢が見えました

途中一度トップを譲る場面もありましたが、再び先頭に立ち、3000mを13分38秒、4000mを18分13秒で通過

結果的に2位に対して20秒以上の差をつける圧勝を見せました

田畑選手は「22分台を目標にしていた」と語り、「レース展開だけを考えていましたが、やっぱり記録が出てうれしいです」と喜びを語りました

彼女は高校1年生の早い段階から競歩に出場しており、昨年は近畿大会での7位という結果がありましたが、今年2月のU20大会では10kmを47分54秒で走り4位に入賞するなど、力量を着実に伸ばしていました

京都府大会、そして近畿大会でも自己新となる23分26秒36を記録し、全国大会への切符を手に入れました

今回のインターハイでは一発決勝となったことにも触れ、「もともと体力がないほうなので、神様が『優勝しろ』と言ってくれたのかな」とポジティブに捉えています

競技が厳しい状況でも「きつかったですが、それ以上に楽しかった」と話し、仲間の応援が力になったことを強調しました

猛暑や競技条件の変化を乗り越えた彼女の笑顔は、インターハイの精神そのものでした

田畑選手の勝利には、多くの努力と仲間からのサポートがあったことが伺えます。特に、制約の厳しい時期でも自分の目標に対して挑戦し続けた姿勢は多くの人に勇気を与えるものです。勝利を手にした彼女の姿からは、競技への情熱や仲間との絆を強く感じられ、今後の活躍にも期待が高まります。
キーワード解説

  • 競歩とは?:競歩は、特定の歩き方を用いた陸上競技で、脚が地面から離れないように歩きながら、一定のスピードを保つことを求められます。
  • インターハイとは?:インターハイは、高校生の全国大会で、様々なスポーツが競われる大規模なイベントです。
  • タイムレースとは?:タイムレースは、出発点からゴールまでの時間を競うレース方式で、選手同士の距離が競争の対象になります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。