試合は11安打を記録しながらも、残塁10という効率の悪さが目立ったが、選手たちは最後まで諦めずに勝利をつかんだ
試合の流れ
試合は5回、2点を追う西武が4本の安打を集中させて同点に追いついた特に、1番バッターの西川愛也が放った左前適時打は、チームにとって3試合ぶりのタイムリーとなり、雰囲気が一変した
延長10回では、監督の西口が「なんとか最後、粘って勝てて良かった」と語るように、相手の暴投を巧みに利用して勝ち越し点を奪った
これによって、負ければ5位転落の厳しい状況から逃れることができた
ピッチングと守備の安定
継投策も成功を収めた7回からはウィンゲンター、甲斐野、平良といった勝ちパターンの投手を惜しみなく投入し、試合の流れを保った
特に、21歳の山田陽翔が延長10回にプロ初セーブを挙げ、「臆することなく、しっかりと自分のピッチングができていた」と監督からも高く評価された
西口監督の課題と期待
西口監督は試合後、「いつ誰が打ってくれるんやろと思いながら見ていた」と語り、攻撃に対するもどかしさを漏らしたが、この勝利をきっかけにさらなる成長を期待している現在、3位のオリックスとは4.5ゲーム差
チームは真夏の反攻に向けて、リスタートを切ることが求められている
新加入のJ.D.デービス選手も注目を浴びている中、今後のチームの持ち味が試される場面が続く
今回の西武の勝利は、苦しい戦局にあったチームにとって大変重要なものだったと言える。特に攻撃力に改善が見られる中、若手選手の成績も向上しており、今後の展望が明るく感じられた。監督の指導のもと、選手たちが成長する姿を見守りたい。
キーワード解説
- タイムリーとは?試合中に得点を普及させるために重要な安打で、特にランナーが得点圏にいる際に放たれる。
- 継投とは?一試合で複数の投手が出て投球を交代することで、相手の打者に対する対策や、投手の体力管理を図ることが目的。
- プロ初セーブとは?選手がプロとしてセーブの記録を初めて達成することで、特に試合の重要な場面でのパフォーマンスを評価される。

