中日・柳、復帰登板も勝利ならず 6回2失点での降板

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◇セ・リーグ 中日―巨人(2025年7月30日 バンテリンD) 中日ドラゴンズの先発投手、柳裕也選手が6回2失点で降板し、チームは敗北を喫した

初回からのピンチを乗り越える

試合は、初回から柳選手にとって厳しい状況が訪れた

無死で一、二塁のピンチを迎えた柳選手は、まず泉口選手に対し、外角のチェンジアップを投じて中飛に抑え、その後は内角のカットボールでキャベッジ選手を一ゴロに仕留め、さらに岸田選手を中飛に打ち取り、難局を乗り越えた

多彩な球種で無失点記録を継続

柳選手は140キロ台中盤の直球に加え、カットボール、スライダー、チェンジアップを巧みに使い分け、5回まで無失点と素晴らしい投球を見せた

このピッチングスタイルは、異なるスピードや軌道の球を投げることで打者を混乱させ、アウトを取るために非常に効果的である

6回での転機、失点を許す

しかし、0-0で迎えた6回、柳選手は誤算に見舞われた

四球と安打で2死一、二塁とされ、岸田選手に左前適時打を放たれ先制点を献上

その後、増田陸選手にも左前適時打を打たれ、このイニングで2点を失い、主導権を手放した

復帰登板も実らず
柳選手は、4月下旬に右肩のコンディション不良で離脱しており、リハビリを経ての復帰登板となった

前回の7月15日の阪神戦では5回を1失点で投げ、勝敗はつかなかったが、「チームが勝つために、先発投手としてしっかりやりたい」と意気込んでいた

しかし、この日の試合でも勝利を手に入れることができず、自身2勝目を逃した

今回の試合では、柳選手の奮闘が光ったものの、チーム全体としては勝利を掴むことができなかった。復帰後の調子を考えると、今後の試合で彼がどのように成績を伸ばしていくか注目です。
キーワード解説

  • 先発投手とは?野球において、試合の最初から最後まで投球する役割を持つ投手のことです。チームの勝敗に直接影響を与える重要なポジションです。
  • チェンジアップとは?直球よりも遅い速度で投げる変化球の一種で、打者に対して見た目は直球と同じに見せることで空振りを狙う技術です。
  • カットボールとは?ボールがストレートに近い速度で投げられながら、わずかに横に曲がる球のことです。打者が打ち損ねることが多い球種です。

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