この試合は戸郷にとって、6月8日以来52日ぶりの登板となりました
戸郷選手は試合後のヒーローインタビューで、「2軍で1軍の試合をたくさん見ていたので、選手の奮闘を見ながら迷惑をかけているなと思いながら頑張っていました」とホッとした表情で語り、長い間のトンネルからの復活を喜びました
今シーズンはプロ7年目を迎え、2年連続で開幕投手を務めた戸郷選手ですが、これまでの成績は2勝6敗、防御率5.24と不振に苦しみ、6月23日には2度目の出場選手登録抹消となっていました
「初めてこんなに苦しんだシーズンだった」と語るように、彼にとっては非常に厳しい時期を過ごしていました
試合では、チームの打線が初回に無死一、二塁のチャンスを迎えましたが、無得点に終わる場面も
しかし、戸郷選手はその裏、ピンチを迎えつつも冷静さを保ち、最終的に得点を与えない粘りの投球をしました
4回には初めての3者凡退を達成し、5回も同様に抑えることで、後に続く打線のサポートを受けることができました
6回には、味方打線が岸田、増田陸の連続適時打で2点を先取し、リードを得た中、戸郷は「今日のピンチでもしっかりいい気持ちで粘りながらできたので、なんとか勝利につながった」と自信をのぞかせました
試合を通じて、戸郷選手は109球を投げ、7三振を奪いました
直球の最速は151キロで、今後のさらなる成長が期待されます
「迷惑をかけた分、しっかりチームに貢献できるように頑張りたい」と戸郷選手は巻き返しを誓いました
戸郷選手の復活は、チームにとって非常に大きなプラスです。彼が長期間の不振から抜け出し、調子を取り戻せたことは、今後の試合にも良い影響を与えるでしょう。特に夏場の試合は過酷ですが、彼のように経験豊富な選手がしっかりとした成績を残すことで、チームの士気も高まります。
キーワード解説
- 防御率とは?投手の成績を示す指標で、得点を与えた回数をinningsで割ったもの。値が低いほど優れた投手と言えます。
- 三振とは?打者がピッチャーの投球に対して、バットを振らずに三回アウトになること。投手にとっては大きな武器です。
- 適時打とは?走者が得点をすることができるヒットのことです。チャンスで打てるかどうかが重要です。

