この試合では、巨人が勝利を収めたため、阪神の前日に点灯したマジック39を減少させることはできませんでした
試合の焦点の一つは、阪神の先発投手・伊原陵人(24)のパフォーマンスでした
伊原は、4月3日以来のスタメンマスクをかぶった栄枝裕貴捕手(27)とバッテリーを組みましたが、初回にピンチを招く失策を犯し、悪送球がピンチを拡大させました
この場面では、相手のバッターである秋山選手に四球を与え、その後ファビアン選手を一ゴロに打ち取るも、二塁への送球がエラーとなってしまいました
結果的に無死満塁の状況から、小園選手に右前打を打たれ、末包選手に先制の中前打を許し、3点を失うことになりました
伊原は4回で4失点し、プロ入り最短で降板となり、その後のバッテリーはベテラン捕手の梅野隆太郎(34)に交代しました
さらに、中継ぎのニック・ネルソン(29)も3点を追う執念を見せることなく、森選手に2点適時二塁打を許すなど、広島の攻撃を止めることができませんでした
一方、阪神の打線は広島先発の森から3点を奪う場面がありましたが、続く打線の連打を重ねることができませんでした
中野拓夢内野手(29)は3回に無死一塁から左二塁打を放ち、5回には投手のグラブを強襲する内野安打を記録し、これにより新人以来5年連続で100安打を達成しました
さらに注目されたのが、四国アイランドリーグ高知から移籍したラファエル・ドリス(37)の復帰登板です
彼は9回に5番手での登板となり、6年ぶりに古巣となる阪神でのマウンドに立ちました
最後の登板は2019年10月11日のCSファイナルステージで巨人戦以来、2120日ぶりとなりますが、今回は1回を無安打無失点で終えました
今回の試合では、阪神タイガースが連勝を止められた要因として、有望な選手たちのパフォーマンスが挙げられます。特に伊原選手のエラーが重くのしかかりました。今後の試合でも、選手たちが持てる力を発揮して、次のチャンスに繋げて欲しいと感じます。
キーワード解説
- マジックとは? マジックとは、プロ野球において優勝やプレーオフ進出の可能性を示す数字のことです。チームが勝利することで、その数字が減少し、逆に他のチームが敗れるとマジックが減ります。
- 悪送球とは? 悪送球とは、守備側の選手が送球する際に、正確に投げられなかったり、ミスを起こしてしまうことを指します。このミスにより、攻撃側に有利な状況が生まれることがあります。
- マルチ安打とは? マルチ安打とは、1試合で2本以上の安打を記録することを言います。選手の好調さを示す指標となります。

