埼玉西武ライオンズ、来季の投手陣に期待が寄せられる

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【写真:産経新聞社】  長年、埼玉西武ライオンズの先発投手として活躍してきた今井達也選手と髙橋光成選手が、今オフにメジャーリーグへの挑戦を表明しました

この影響により、西武の先発投手陣は一気に薄くなることが予想されます

これに伴い、来季は新たな投手の奮闘が求められ、ベテラン選手の底力、若手選手の成長、そして育成選手の台頭が進むことが重要なポイントとなります

若手選手の注目株:菅井信也

・投打:左投左打・身長/体重:183cm/84kg・生年月日:2003年6月28日・経歴:山本学園高・ドラフト:2021年育成選手ドラフト3位(西武)  来季の埼玉西武ライオンズの中で特に期待される投手の一人が、菅井信也です

彼の最大の武器は、140キロ台前半のストレートと、鋭い切れ味を誇るスライダーです

菅井選手は、2021年にドラフトで西武に入団し、プロ2年目には二軍で4勝2敗、防御率3.12という成績を収めました

その能力から、2022年6月には支配下選手登録を果たし、楽天戦でプロ初ホールドを記録

続くオリックス戦では、7回3安打無失点でプロ初勝利を挙げました

これは球団史上、育成選手出身の選手が初めて先発勝利を収めた記録としても注目されます

 昨季は一軍で8試合に登板し、1勝2敗1ホールド、防御率5.25と安定感を欠く部分もありましたが、今季は4月に一軍初昇格を果たし、ロッテ戦での初先発では6回2安打6三振で堂々の投球を展開

さらに、続くオリックス戦でも無失点のパフォーマンスを見せて2勝目を上げ、順調に勝利を積み上げていきました

 しかし、シーズンの後半に入ると、そのパフォーマンスは失速

ファームでの時間も増え、今季は一軍で11試合に登板し、5勝5敗、防御率3.58でシーズンを終了しました

菅井選手の強みである伸びのあるストレートを活かすためには、長いシーズンを乗り越えるための体力面での強化が求められるでしょう

埼玉西武ライオンズは、今井達也選手と髙橋光成選手のメジャー移籍に直面し、来季の投手陣がどうなるか注目されています。特に若手選手の菅井信也選手が今後の主力投手として期待されていますが、体力面の改善が課題です。チーム全体の成長が今後の成功に繋がるでしょう。
キーワード解説

  • ストレートとは?:野球における基本的な投球で、投手がバッターに対して直線的に投げる球種です。速さや球の質が特徴です。
  • 防御率とは?:投手が自責点を被った回数を元に計算される指標で、低いほど良い成績を評価されます。つまり、失点が少ないとされる数字です。
  • ホールドとは?:救援投手が試合中に試合をリードした状態で登板し、その状態を維持したまま他の投手に交代した場合に記録される成績です。

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