粗い打撃に変化
巨人は現在、厳しい状況に直面している8月1日のDeNA戦(東京ドーム)で逆転敗北を喫し、順位も下がり、借金2となってしまった
首位の阪神とは12ゲーム差、さらに3位のDeNAが0.5ゲーム差まで迫ってきている
そんな中で、打線の奮闘が求められているが、特にリチャード選手の打撃に変化の兆しが見えている
7月31日の中日戦(バンテリン)では、左腕・金村夢斗の内角に食い込む直球を捉え、左中間に運ぶ二塁打を放った
また、6回の一死一、二塁の好機でも適時打を記録し、移籍後2度目のマルチ安打を達成した
リチャードは非常に飛距離があり、ホームランを量産するパワーを有しているが、一方で選球眼に課題を抱えていた
彼はソフトバンク時代にウエスタン・リーグで5年連続本塁打王に輝いたにもかかわらず、なかなか一軍定着ができずにいた
巨人への移籍は、秋広優人、大江竜聖とのトレードで実現した
二軍降格から再び一軍へ
主力の岡本和真選手が左肘靭帯を損傷し、長期離脱の間、リチャード選手への期待が高まったが、最初は苦しみが続いた打率はわずか.095、2本塁打、4打点という内容で、6月12日のソフトバンク戦(みずほPayPay)ではサインミスが原因で二軍降格となった
しかし、リチャードは課題を見直し、7月8日に再び一軍へ昇格した
球宴前の最後の試合である21日の阪神戦(東京ドーム)では、7回に同点3ランホームランを放ち、ゲームの流れを一変させた
さらに26日の広島戦(マツダ広島)での適時二塁打も決勝点となり、試合を勝ち取る結果をもたらした
「まだ優勝を目指している選手たちがいる
必死に頑張る」とリチャードは意気込みを語った
30試合に出場して打率は.155、3本塁打、9打点となっているが、7月に一軍再昇格後は29打数7安打、打率.241と好転している
8月1日のDeNA戦で安打はなかったが、フルカウントから四球を選ぶなど、より良い打席を作る意識が見える
キーワード解説
- リチャードとは？巨人に移籍した選手で、高い飛距離を誇り、打撃力に期待がかかる。
- 選球眼とは？バッターが投球を見極める能力で、ボールを選ぶ力が求められる。
- ホームランとは？フルスイングでボールを打って、フェンスを越える得点方法。
- 適時打とは？得点がかかる場面でヒットを打つことで、チームに貢献する打撃。
