投打で力の差を見せつけられた岸田護監督(44)の口ぶりは重たかった
「序盤で離されてしまったのでなかなかね」と語る彼の表情には焦りと不安が浮かんでいた
試合の概要
4カ月ぶりに先発した4年目右腕の椋木蓮は、初回からつまずく三回には連打を許し、3失点
四回には野村にソロホームランを浴びた後、3連打を浴びて、あえなく降板
同投手は4回途中で7失点と散々な結果に終わった
一方、打線も日本ハムの先発・伊藤を攻略できず、6回まで無得点に封じられ、今季13回目の零封負けとなった
投打の不調
オリックスは今季、リーグトップのチーム打率・.256を記録しているが、一方で防御率3.49はリーグ5位という結果に開幕前から吉田や宇田川をはじめ、多くの選手が故障に苦しんでおり、実力のある打線が投手陣をカバーできていない状況だ
逆転優勝への道
チームは5日の楽天戦で敗れると、日本ハムが西武に勝利すれば、自力優勝が消滅する危機に直面している残りの7試合で直接対決を全勝しても、対象となる日本ハムが他試合で全勝する事件が起これば、勝率で上回ることはできなくなる
紅林選手の復帰
そんな大一番に向け、岸田監督は右肩の故障で離脱していた紅林選手を5日に昇格させることを明言彼は7月19日に登録抹消され、球宴の出場を辞退したが、ついに復帰が決定した
すでに2軍戦では遊撃の守備に就いており、回復具合も良好だ
岸田監督は「一つでも多く勝てるように粘ってやっていきたい」と意気込むが、首位ソフトバンクとは8.5ゲーム差
厳しい戦いが続くが、一戦必勝で背中を追いかけるしか逆転Vへの道はないと感じている
オリックスの逆転優勝が危ぶまれる現状は、投打のバランスが崩れたことに起因しています。チームの立て直しには、選手の復帰や戦術の見直しが不可欠であり、今後の試合が注目されます。
キーワード解説
- 逆転優勝とは?プロ野球において、シーズン途中での順位が逆転し、最終的にリーグのトップに立つことを指します。
- 零封負けとは?野球で、対戦相手が自チームに得点を与えずに勝利することを指し、特に打線の不振を示します。
- 防御率とは?投手が一定の回数(通常9回)を投げて、与えた得点の平均を表す数値で、低いほど投手の成績が良いことを示します。

