新庄監督の奇策:万波の2ランスクイズが試合を決定づける
◇パ・リーグ 日本ハム6―1西武(2025年8月5日 エスコンF) 日本ハムの新庄剛志監督は5日、自身のインスタグラムを更新この日の西武戦の3回に万波中正外野手が2ランスクイズに成功した場面について、裏側を明かした
試合は0-0のまま迎えた3回、水谷選手と郡司選手の適時打で日本ハムが3点を先制
続いて、1死二、三塁で今季犠打0の万波選手にスクイズのサインが出されました
スクイズとは、一塁走者がホームに突進する際に、打者がボールをバントして走者が生還できるようにする戦術のことです
驚くべきことに、このプレーでは三塁走者だけでなく二塁走者も得点する2ランスクイズが決まり、一気に試合の流れを変えました
新庄監督はこの決断について「外国人選手がファーストを守っている場合、三塁からの返球を受けた選手がファーストベースを確認し、ベースを踏んだ後にホームに投げることがほとんどです
その一瞬の動作を利用して、足が速くない郡司選手がセーフになる計算が当たりました」と説明しました
監督は「万波選手があの高さのボールをしっかり決めてくれたのは本当に感謝しています
しかし、今後はもっと三振を減らして、打撃力を発揮してほしい」という期待も忘れませんでした
今回の試合における新庄監督のスクイズの采配は、非常に興味深いものでした。普通なら犠打が決まらない打者にスクイズを指示したのは大胆とも言えますが、実際に成功したことでチームに勢いを与えました。このような選手の能力をうまく引き出す作戦が今後も見たいですね。
キーワード解説
- スクイズとは?:スクイズは、バントを用いて走者がホームに生還することを狙う戦術のことです。特に、得点が重要な場面で使われます。
- 犠打とは?:犠打は、打者が意図的にアウトになり、走者を進めることを目的としたバントのことを指します。これも得点に繋がる重要なプレーです。

