試合は同点の9回無死満塁の場面、横浜DeNAベイスターズの外野手、蝦名達夫選手(27)が打席に立った
前の打者オースティン選手が申告敬遠を受け、蝦名に打撃チャンスが訪れた
蝦名は、「オースティンが敬遠されるとは思っていた
俺が決めてやるという気持ちだった」と語り、その思いを見事に実現させた
広島の投手森浦は、149キロの直球を投じたが、蝦名はそれをしっかり捉え、左犠飛を放った
彼にとっての自身初のサヨナラ打点であり、試合後はウオーターシャワーを浴びて喜びを表現した
「三振OKくらいで割り切った結果、速いボールをはじけたので良かったです」とのコメントも残している
試合全体を通じて、DeNA打線のパフォーマンスは非常にポジティブだった
オースティン選手は、右膝蓋腱炎から復帰し、初打席でいきなりバックスクリーン左へ同点ホームランを放ってチームに勢いを与えた
さらに、3回には佐野選手が10号ソロホームランを放ち、勝ち越し点を獲得した
逆転を許した後にも、蝦名が6回先頭で2号ソロを放ち、反撃ののろしを上げた
主将の牧選手が欠場している中でも、“吉兆”の夜に打線はつながり、2度ビハインドをはね返す底力を見せた
この試合は、夏の一大イベント「YOKOHAMA STAR NIGHT」として特別に開催され、テーマ「横浜藍」にちなんだ藍色の特別ユニホームを着用しての戦いとなった
蝦名は試合後、「明日からもベイスターズらしい野球を」と意気込んだ
勢いに乗るDeNAは、この試合で9連戦を白星で発進した
今試合では、DeNAの選手たちが見事な連携を見せ、逆境からの勝利を収めました。特に、蝦名選手のサヨナラ打は、選手の自信とチームの士気を高める結果となり、これからの連戦にも良い影響が期待できると思います。
キーワード解説
- サヨナラ打点とは?試合の最終局面で得点を挙げ、試合に勝ちをもたらす打撃を指します。
- 申告敬遠とは?打者への投球を避けるため、守備側が審判にその意向を示すルールです。
- 膝蓋腱炎とは?膝のお皿周辺に起こる炎症で、スポーツ選手に多く見られ、プレーに影響を及ぼします。

