巨人・田中将大投手、今季4度目の先発も勝利はお預け

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◇セ・リーグ 巨人―ヤクルト(2025年8月7日 東京D) 巨人の田中将大投手(36)は、ヤクルト戦に今季4度目の先発を務め、6回途中で3安打2失点(自責点1)という力投を見せましたが、今季2勝目を逃し、日米通算199勝達成はお預けとなりました

試合状況とピッチング分析

試合の中で、スポーツニッポン評論家の森繁和氏(70)は、田中将の104球を詳しく分析しました

田中は6回は投げ切ってほしかったとのことで、1点リードの場面で降板すると、2番手の船迫が打たれて同点になったことに対して惜しむ声が上がりました

相手の打順が8番と下位であったため、森氏は「せめて同点まで投げさせてもよかった」と述べています

パーフェクトなスタート

約3カ月ぶりの一軍登板となった田中は、腕を振っており、直球の球威が以前よりも向上していました

本人も自信に満ちた投球を披露し、試合の3回まで打者9人をパーフェクトに抑え、初球において6人が最速149キロの直球を記録しました

直球が走ることで、フォークやカーブなどの変化球も生き、打者を翻弄する場面が見受けられました

重要な場面での失点

ただし、4回のオスナ選手による同点適時打は痛手となりました

この場面はフルカウントからの7球目で、田中はカットボールを選んだものの、高めに抜けてしまったのです

序盤には低めに直球が決まっていたため、結果的にこの選択が響いたと言えます

次の登板への期待
この日のピッチングを通じて、田中は自身の実力を再確認したことでしょう

次の登板での199勝目に向け、期待が高まります

今回の田中将大投手の投球は、確かな実力を久々に幻見せたものと言えるでしょう。彼の直球が走る様子や変化球の切れは、ファンにとっても期待感を抱かせるものでした。次回は199勝に向けた重要な登板となるため、どのようなピッチングを見せてくれるのか注目です。
キーワード解説

  • パーフェクトとは?:9人の打者に対して無安打無四球で打者をアウトにすることを指します。
  • フルカウントとは?:打者が3ストライク、2ボールの状態を指し、次の球がアウトかヒットかが決まる重要な場面です。
  • 自責点とは?:投手の責任によって失点した点数を指します。エラーなどの影響を受けない得点です。
  • 球威とは?:投手の投げた球が持つ速さや力のこと。球威が強ければ打者にとって打ちにくい球になります。

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