ソフトバンクの若手前田悠伍投手、開幕ローテ入りへ強心臓で挑戦

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 福岡ソフトバンクホークスの22年ドラフト1位指名を受けて入団した前田悠伍投手(19)が、2年目のシーズンを迎え、さらなる飛躍を誓っています

昨季のルーキーイヤーでは、2軍で12試合に登板し、4勝1敗1セーブの成績を収めました

1軍での公式戦の出場は、年度終盤のオリックス戦における3回6失点という結果だったものの、チームの期待が寄せられている「前田悠伍を感じる」という小久保監督の言葉がそれを物語っています

強心臓の持ち主としての成長

 若き才能である前田投手は、心臓に毛が生えたような度胸を持っています

今年1月には、メジャーリーグ・シカゴカブスの今永昇太投手の元で合同自主トレに参加し、より高度な指導を受けることに決めました

この選択はそのキャリアの中でも重要な文脈を持ちます

今永投手は、厳しい環境での実戦的な訓練を主眼とし、多くの若手選手にとって良い指導者とされています

自主トレの選択理由

 昨年行われた和田毅元投手の自主トレへの参加も選択肢に挙がりましたが、参加者が多いため、十分な指導を受けられる機会が減ると判断したようです

和田元投手の指導環境は、多くの選手が集まる「マンモス予備校」に例えられ、指導が個々に行き届かない可能性があったためです

それに対し、今永投手の指導環境は少人数グループでのトレーニングに重点を置き、よりきめ細かな指導を受けられることが特徴です

友情と競争

 彼の同級生、岩井俊介投手は「チュンスケ」というあだ名で呼ばれることを冗談交じりに語り、既に気楽な関係が築かれていることが伺えます

特に、若手選手同士の相互支援や競争が、全体のレベルアップに貢献しています

前田投手も、今季は自身の飛躍を通じて他の選手の刺激になれるよう努めることを考えています

前田悠伍について
基本情報
・生年月日: 2005年8月4日
・出身: 滋賀県長浜市
・身長: 179cm
・体重: 76kg
 前田投手は、古保利小学校時代にオリックス・ジュニアに選出され、その後、湖北ボーイズでプレー

大阪桐蔭高等学校では、エースとして甲子園に3度出場し、22年センバツでの全国制覇に貢献しました

23年ドラフトでの即戦力として期待され、ソフトバンクに入団しました

今年の前田投手の成長は期待以上です。心臓に毛が生えた強気な性格は実戦での経験を通じてさらに磨かれているようです。後輩たちへの刺激だけでなく、自身の成績向上にも繋がることが期待されます。
キーワード解説

  • ドラフトとは?:プロのスポーツチームが、若手選手を選ぶための選抜のことを指します。

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