西武、逆転負けで4位楽天との差が再び広がる

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 パ・リーグ5位の西武ライオンズは、10日の楽天ゴールデンイーグルスとの対戦で4−9と逆転負けを喫し、4位・楽天との差は再び2.5ゲームに広がった

この試合は多くの波乱があり、特に先発投手の菅井信也選手(22)のパフォーマンスが試合の行方を大きく左右した

試合の展開

 初回、西武は相手先発投手のヤフーレから村田選手と長谷川選手の適時打で幸先よく2点を先制

しかし、先発の菅井が3回に一死一、三塁のピンチで村林選手の併殺崩れの間に1点を失うと、さらに二死三塁から黒川選手に中前打を打たれ、簡単に2−2の同点に追いつかれてしまった

菅井の投球内容とコメント

 続く4回には渡辺佳選手の犠飛で逆転を許し、菅井は3回1/3を投げて6安打3失点で降板

今回の登板は7月9日以来のものであったが、結果を残せなかった

降板後、菅井は「ボール球先行で不利なカウントをつくる場面が多かった」と反省の言葉を述べ、「ストライク先行でカウントを進め、先頭打者をしっかり抑えることを意識して、次回に向けて準備したい」と次回登板への意気込みを示した

ブルペンの問題

 試合の中盤、西武は5回に村田選手のこの日2本目のタイムリーで一時3−3の同点に追いついたが、その後のブルペンが踏ん張り切れなかった

7回には4番手・中村選手が、一死満塁からブランコ選手に適時打を打たれ、勝ち越しを許す場面が見られた

さらに8回には5番手・ボー選手が長短6安打を集中され、一挙5失点を喫して試合を壊してしまった

菅井投手のパフォーマンスには改善の余地が示されましたが、ブルペン陣の不安定さが試合を決定づけた印象です。特に後半の失点は痛手で、チーム全体の連携が必要とされる場面でした。この試合を経て、克服すべき課題が明確になったのではないでしょうか。
キーワード解説

  • 先発投手とは? 試合で最初にマウンドに上がり、最も投球回数が多い投手のことを指します。
  • 併殺とは? 二人の走者が出ている状態で内野手がボールを処理し、二人の走者をアウトにすることをいいます。
  • ブルペンとは? 控え投手が待機し、必要に応じて試合に登板する準備をしているエリアのことです。

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