中日、逆転負けで借金再び「10」に。橋本投手の投球に厳しい視線

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◇10日 中日5―6広島(バンテリンドームナゴヤ) 中日は広島に逆転負けを喫し、再び借金が「10」に戻った

前日、1軍に復帰したばかりの守護神・松山晋也投手(25)を連投から守るため、井上一樹監督(54)は8回に橋本侑樹投手(27)をマウンドに送り出したが、逆転を許した

試合は、中日が1点リードの状況で迎えた8回表

先発の松葉からバトンを受けた藤嶋が7回を三者凡退に抑え、チーム状況は好転したかに見えた

しかし、井上監督は「8回に清水、9回に松山が成り立たない中での形」と語り、橋本に登板のチャンスを与えたが、その結果は芳しくなかった

橋本は、先頭のファビアンに内野安打を許すと、次の末包にスライダーを捉えられ、左翼フェンス直撃の二塁打となった

後続の菊池が左飛を飛ばし、代走の大盛が帰ってきて同点となった

中日ベンチはリクエストを行ったが、判定が覆ることはなかった

これにより、橋本は再び厳しい立場に立たされることとなった

橋本投手は、この日の登板が前回無失点の好投から一転、二度目の逆転を許すことになり、今季成績も芳しくない

不安定な投球は続き、これで4試合登板中3敗目となった

試合後、彼は「チームに申し訳ない」と語り、再起を期す思いを見せた

井上監督は、橋本に対して「生身の人間がやること」と理解を示しながら、次の登板に向けての期待を寄せた

自身がそのタイミングで「次いけるぞ、次いけるぞ」思いを強調し、今後の復活に期待した

中日は11日から始まる巨人との9連戦最終カードに臨む

勝ち越しを目指し、Aクラス争いに踏みとどまるための戦略が求められる

今回の試合では、橋本投手の苦しい投球が目立ちました。守護神である松山投手の登板を避けるために起用されたものの、結果的には逆転を許す結果となりました。チームとしては勝利が必要な状況下で、指揮官や選手たちの思惑と実際のパフォーマンスがかみ合わない難しさが浮き彫りになりました。
キーワード解説

  • 守護神とは?:野球において、試合終盤に登板し、リードを守ることを任される投手のこと。
  • 連投とは?:同じ投手が2試合連続で登板すること。
  • ブルペンとは?:試合中に登板する投手が準備を行う場所のこと。
  • リクエストとは?:ビデオ判定を要求すること。審判の判定に異議を唱え、映像をチェックしてもらう。

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