田中将大、日米通算199勝達成ならず
中日戦での惜敗の裏にあるプレッシャーとは
■中日 4ー3 巨人（13日・東京ドーム） 大記録の重圧が影響したのか、東京ドームで行われた中日戦に先発した巨人の田中将大投手は、5回で7安打3失点の結果を残すに至った日米通算199勝は次回以降に持ち越しとなり、チームも1点差で敗北した
ゲームの進行中、田中は3点リードの状況から、二塁手・門脇の悪送球によって同点に追いつかれた
「今日はいい守りに助けられていたので、1点を失った後に何とか抑えたかった」と田中は試合を振り返り、その思いの強さを口にした
しかし、同点にされたことで、後続の投手たちに負担をかけてしまったことに対して深い謝意を示した
田中は通算119勝を挙げた楽天時代に開幕24連勝を果たした実績を持ち、メジャーでも78勝を記録している
200勝に必要な勝ち星は、巨人に加入してからは4か月経過しても得られずにいる
「簡単ではない」と自らを励ましつつも、ますます重くなる200勝のプレッシャーを抱えている様子だ
二塁手の門脇も「僕の実力不足」と反省し、田中の勝利を重く受け止めていることを明かした
試合後、阿部慎之助監督は取材に応じず、球場を後にした
田中の今後について、杉内俊哉投手チーフコーチは起用法に関する複雑な思いを吐露し、「特別扱いをするつもりはないが、やはり勝たせたい選手である」と語った
日米通算であと2勝となった田中は、どのようにそのプレッシャーを乗り越えていくのかが今後の注目である
田中将大選手の現状は、非常に厳しい状況であることが浮き彫りになっています。特に200勝という大きな記録を目前に控えているため、精神的な負担が選手やチームに影響を与えているようです。門脇選手のエラーもその一因に挙げられ、お互いのプレッシャーを感じる結果となりました。今後の試合でどのようにこの壁を乗り越えていくのか、注目が集まります。
キーワード解説
- 日米通算199勝とは？アメリカのメジャーリーグと日本のプロ野球で達成した勝利数を合算したもので、選手の実力やキャリアの指標となる重要な記録です。
- 悪送球とは？選手がボールを正確に投げたり受け取ったりできなかった場合のことを指し、特に試合にも大きく影響を与えるミスが悪送球です。
- プレッシャーとは？心理的な重圧や緊張感を指し、特に重要な場面では選手にとって大きな影響を与えることがあります。
