しかし、3回を投げて5安打3失点という結果に終わり、今季4勝目まであと一歩のところで逃す形となった
この日も開幕から17試合連続で、捕手の甲斐との先発バッテリーが組まれた
初回、井上はまず1番打者の近本に対してボールが高く浮き、四球を与える
その後、犠打により1死二塁のピンチを迎え、3番・森下に投じたスライダーが左翼スタンド上段に運ばれる
森下の放ったこの一打は17号2ランホームランで、井上は今季チームワーストとなる13本目の被本塁打を記録した
井上は2回を無失点で切り抜けたものの、3回には続けて四球を与えて無死一、二塁のピンチを招く
その後、1死一、三塁の場面で大山に右中間への適時二塁打を打たれ、3失点目を許す
さらにその後も野手陣の好守でピンチを脱出するが、井上は1死走者なしの場面で代打・増田陸を送り出され降板する運びとなった
投球内容は3回で打者15人に対し53球を投げ、5安打3失点、奪った三振は1つ、与えた四球は2つ
直球の最速は148キロを記録した
井上は前回登板の7月31日、中日戦では勝利投手の権利を得る直前の5回途中で降板したが、以前から阿部監督から指摘を受けている一塁ベースカバーでのミスが影響し、翌日に出場選手登録を抹消されていた
今回は「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催された試合であり、長嶋氏は6月3日に肺炎で逝去した
井上にとって、この試合に投げる意味は大きかったが、無念の早期降板となってしまった
プロ野球において、先発投手としての役割は非常に責任が重いです。井上選手は新たな挑戦に直面し、長嶋さんの追悼試合という特別な場での投球となりましたが、力を発揮できなかったことが非常に残念です。次回の登板へ向けての修正が期待されます。
キーワード解説
- 先発登板とは?: 先発登板とは、試合開始時に投手としてマウンドに上がることを指します。この役割はチームにとって非常に重要です。
- 本塁打とは?: 本塁打とは、打者がボールを打ち、球がホームベースを一周して得点することを指します。ホームランとも呼ばれています。
- 奪三振とは?: 奪三振とは、投手が打者に対して3回三振を取ることを指し、投手の力を示す重要な指標です。

