ヤクルトは、今季103試合目となるこの試合で38勝59敗5分の成績を残しており、現時点で5位の中日ドラゴンズとは5ゲーム差の位置にいる
チームの防御率は3.54でリーグ最下位となっている
試合の流れ
前日の広島戦では、ヤクルトが1点を追う中で、3回に村上が犠打を放ち、続く山田の適時打で逆転に成功したしかし、先発投手の吉村が5回に失策から同点に追いつかれ、その後は6回にモンテロの7号ソロと代打ファビアンからの13号2ランを浴びて逆転を許した
吉村はリーグワーストとなる14本の被本塁打を記録し、6回を投げ切り8安打で5失点(自責4)という結果で6敗目を喫した
打線の乏しい援護
ヤクルトの打線も7回にオスナの適時打で1点を返したものの、その後の一死一・三塁の好機で山田が併殺打に倒れ、さらなる得点を逃した今季の広島戦はこれで7勝6敗2分となり、対過去の成績は勝ち越しを維持しているが、昨年は10勝15敗の負け越しを強いられていた
スターティングメンバー
| ヤクルト | 広島 |
|---|---|
| 1) 太田 ライト | 1) 秋山 レフト |
| 2) 長岡 ショート | 2) 中村奨 センター |
| 3) 内山 レフト | 3) 小園 ショート |
| 4) 村上 サード | 4) 末包 ライト |
| 5) オスナ ファースト | 5) 坂倉 キャッチャー |
| 6) 山田 セカンド | 6) モンテロ ファースト |
| 7) 古賀 キャッチャー | 7) 佐々木 サード |
| 8) 赤羽 センター | 8) 菊池 セカンド |
| 9) 奥川 ピッチャー | 9) 遠藤 ピッチャー |
今後の展望
ヤクルトの先発、奥川恭伸は今季13度目の登板で、前回の阪神戦では4回0/3を投げて10安打3失点と課題を抱えていたものの、広島戦では今季3度目の対戦で防御率1.38と好調を維持していた一方で、広島の先発、遠藤敦志は今季7度目の登板で、前回の中日戦での成績から注目を集めている
今回のヤクルト対広島戦は、投手陣の課題が浮き彫りとなった試合となりました。吉村投手の被本塁打が多く、打線の援護も足りなかったことが敗因の一因と言えるでしょう。打撃陣が次回以降どのように打開策を見出すかが注目されます。
キーワード解説
- 防御率とは?:投手がアウトを取る際に与える失点の平均値を表す指標で、数字が低いほど良いとされる。
- 適時打とは?:チャンスの場面でヒットを打ち、得点につなげる打撃のことを指す。
- 被本塁打とは?:投手が相手打者に本塁打を打たれる回数を指し、多いほど投手の成績に悪影響を及ぼす。
- 併殺打とは?:1アウトの状況で打者が打った球が内野をまわり、ダブルプレーに結びつく打撃のことを指す。

