中日ドラゴンズ、3連敗でCS出場の危機に直面
セ・リーグ5位の中日ドラゴンズは、17日に行われた横浜DeNAベイスターズとの試合で延長12回に4対5で敗れ、3連敗を記録しましたこの結果、プレーオフであるクライマックスシリーズ(CS)出場に暗雲が立ちこめています
井上一樹監督(54)は、相手先発の藤浪晋太郎投手(31)に対する戦略として、スタメンに左打者を全員並べるという大胆な措置を講じました
試合後、井上監督はスタメンの左打者配置について「ベストオーダーを組めないのは仕方ない」と語り、怪我による選手の欠場に対する苦渋の選択だったことを示唆しました
特に、藤浪が3年ぶりに日本球界に復帰したことや、過去に中日打線が藤浪に死球を受けた経験から、右打者を並べることに対して神経を使ったようです
藤浪投手は、かつて在籍していた阪神タイガース時代に中日選手に対する死球が問題視された経緯があり、その影響で井上監督は慎重にオーダーを考えたとされています
中日OBの宇野勝氏も「右打者にとって藤浪の150キロを超える直球は恐怖」と、選手の安全を優先する井上采配に理解を示しました
しかし、4番打者の細川成也外野手(27)がスタメンから外れたことには、疑問の声も上がっています
細川は7回に代打で出場し四球を選びましたが、その後交代しました
元バッテリーコーチの金山仙吉氏も「重要な試合で細川を先発にしなかったのは寂しい」と述べ、CS出場のためにはリスクを承知の上でスタメン起用すべきだったと指摘しています
中日ドラゴンズは、今後の試合に向けてオーダーをどう変更するのか注目されます
次回、藤浪投手と再び対戦する際には、さらなる波紋が広がる可能性もあるでしょう
中日ドラゴンズが試合前のオーダー選択について、特に藤浪投手に対する策を講じたことには賛否が分かれています。選手の安全を第一に考える監督の姿勢も重要ですが、重要な一戦で主力である細川選手を外したことが果たして正しかったのか、今後の対応が注目されます。
キーワード解説
- クライマックスシリーズ(CS)とは?:プロ野球のポストシーズンにおいて、リーグ優勝を争うための特別な試合です。
- 死球とは?:ピッチャーが投げたボールが打者を直接打つことを指し、非常に危険なプレイの一つです。
- 先発投手とは?:試合の初めからマウンドに立つピッチャーのことで、試合の流れを大きく左右する重要な役割を持っています。

