広島・床田寛樹、体力強化に取り組み9年目の進化を目指す

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セリーグ4位の広島東洋カープが20日に行われた横浜DeNAベイスターズとの対戦で3-1の勝利を収めました

この試合では、エレフリス・モンテロ内野手(27)が9回に決勝となる8号2ランを放ち、3位のベイスターズとの差を3ゲームに縮める重要な一打を記録しました

先発投手の床田寛樹(30)は、7回を投げ1失点という素晴らしいピッチングを見せましたが、試合の勝利を呼び込むも自身の今季9勝目は持ち越しとなりました

新井貴浩監督(48)は、床田を称え、「トコが粘ってくれたから、こういう試合になった」とコメントしました

床田は今季21試合を終え、通算イニング144回2/3を記録し、同僚の森下やソフトバンクのモイネロとともに12球団中3番目の早さで規定投球回をクリアしました

床田は、「去年の167回を越えることを目指している」と自身の成長への期待を語り、「次の登板から今年の取り組みが正解だったかどうかが出る」と意気込んでいます

新たなトレーニングメニュー

床田は今季、特に「秋」にピークを迎えることを目指し、春から体力強化に取り組んでいます

3月から始まった肉体改造により、登板日以外の6日を従来とは異なるトレーニング法で過ごすようになりました

具体的にはブルペンでの投球とウエイトトレーニングを1日に組み込むメニューに切り替え、負荷も「これまでの1.5倍」に増加させました

これによって、「1回1回を全力で」投げることを意識し、妥協をなくすように努めています

負荷をかけ続ける理由

床田は、過去2年間、夏以降には勝利を挙げられない時期が続いており、「防御率やイニングが落ちる傾向があった」と振り返り、その要因を克服しようと努力を続けています

トレーニングメニューは1か月ごとに計画されており、登板日以外も常に負荷をかけ続けることで、耐久性の向上を目指しています

終盤の強化に向けた決意

床田は、「今年はずっと体がしんどい」「登板前日まで筋肉痛」と語りながらも、春からのトレーニングの成果を信じて頑張ってきた様子が伺えます

過去の成績に苦しんできた彼が9月にどのように変わるのか、注目が集まります

鯉の左腕エースである床田の挑戦は、ここからが本番です

広島・床田選手のトレーニング方法の改善とその成果に注目です。9年間の経験を生かし、選手としての成長を求め続ける姿勢が非常に印象的です。特に、登板日以外にもトレーニングを続けることで、身体の耐久性を高めようという試みは、今季の床田選手にとって重要な試練となることでしょう。
キーワード解説

  • エースとは?:チームの中で最も優れた成績を残す投手のことを指し、重要な試合での先発を任されることが多い。
  • 規定投球回とは?:シーズン中に投げなければならない最低限の回数を指します。この回数に達するとリーグの成績が正式に記録される。
  • ブルペンとは?:試合の際に投手が投球練習を行う場所。また、試合中に登板を待つ投手たちがいるエリアを指す。
  • 耐久性とは?:身体が長時間の運動や負荷に耐えられる能力のこと。高い耐久性はスポーツ選手にとって特に重要である。

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