この日、鈴木清明球団本部長は、オリックス・バファローズへの移籍が決まった九里亜蓮選手に関する人的補償について触れ、関連するプロテクト名簿が8日に球団に届くことを明かした
人的補償とは、フリーエージェント(FA)選手が移籍する際に、移籍先の球団が前の球団に対して選手またはお金を提供することを指す
九里選手はオリックスに移籍した後、広島は彼の代わりに選手を要求する権利を持っており、その選手はプロテクト名簿によって守られている選手と、プロテクトされていない選手に分けられる
鈴木本部長は、「(候補を)こちらである程度絞って監督に判断してもらう」と述べ、人的補償を求めるか金銭補償で済ませるかの選択は、新井弘樹監督に委ねる考えを示した
現在、広島の支配下登録選手は68人
このため、新井監督が選ぶ選手の選定には注意が必要である
九里選手は12月26日にオリックスとの契約締結が公示され、移籍に関する具体的な回答期限は40日以内に設定されている
広島は過去にもFA移籍での補償選手を得た例があり、西川龍馬選手がオリックスへ移籍した際には、人的補償として日高選手を獲得している
このように、人的補償は移籍に伴う重要な要素となる
広島カープにとって九里選手のオリックス移籍は一つの転機となります。人的補償を通じて新たな選手を獲得する機会がある一方で、選手選定には慎重な判断が求められます。新井監督がどのような決断を下すのか、ファンも注目していることでしょう。
ネットの反応
広島の新井監督が九里選手の人的補償について判断することになり、8日に届くプロテクト名簿をもとに選手を絞る方針が示されています
これについてのコメントが多く寄せられています
まず、補強の少なさに関する意見があり、選手の昇格や緊急補強が難しくなるとの指摘があります
編成に対する不満を持つ声が多く、「つくづく編成がヘタクソ」などのコメントが見受けられます
また、オリックスには優秀な投手が多いことから、選手選びは慎重に行われるでしょう
プロテクト名簿の提出に遅れがあったことにも驚きの声が上がり、「まだリストが届けてなかったことにビックリ」というコメントもありました
さらに、金銭補償と人的補償の選択肢に関して、自分たちのチームの利益を考えて意見を交わすファンもいます
「九里の昨年の年俸は1.4億」と具体的な数字を挙げ、どちらが得策かを考える意見もありました
このように、選手選びや編成方針に関するファンの意見は多岐にわたり、責任の所在についても言及されています
新井監督の明るい姿勢に期待を寄せる一方で、「監督の希望も大事だが責任を押し付けてる様にも見える」との意見もあり、監督とフロントの関係について考えるファンもいるようです
全体として、補償に関する議論は選手の選択や編成への批判、さらにはチームの未来に対する期待や不安が交錯している状況です
ネットコメントを一部抜粋
補強の少なさを踏まえれば人的だけど、結果残り1枠になると、育成選手の昇格も助っ人の緊急補強もやりづらくなる。
オリックスには良い投手が多いので先発タイプか、中継ぎタイプか慎重に選びそう。
カープは人的補償の使い方うまいと思う。結果だいたい活躍してるイメージある。
新井監督に委ねられたか。おそらく育成選手もしくはラミレスロベルトなどの成長予測で2名空ける必要があるかと。
皆が言ってる通り編成部門がひどい。現場を知ってる人が編成部門のトップに居ないからこうなる。
キーワード解説
- FAとは? フリーエージェント(FA)は、プロスポーツ選手が契約期間満了後に他の球団と自由に契約できる制度を指します。
- 人的補償とは? 人的補償は、選手が他の球団に移籍する際に、移籍先が前の球団に対して選手やお金を補償することです。
- プロテクト名簿とは? プロテクト名簿は、人的補償で移籍先が引き取れない選手のリストで、これに登録された選手は移籍できません。