ヤクルトに完敗した巨人、打撃陣の連敗を止められず
◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト 7-2 巨人(20日、神宮球場)前日に20安打15得点で圧勝していた巨人ですが、この日は打線がわずか5安打に抑えられヤクルトに完敗同カードを1勝1敗とされました
【画像】交代を告げられた森田駿哉投手(左)と阿部慎之助監督(右)大勝を受けて、阿部慎之助監督は野手陣のスタメン、打順を前日から変更せず、バットに良い感触が残る8人を送り出します
先発のマウンドに上がったのは、デビューから4試合でいまだ防御率0.00のプロ2年目・森田駿哉投手
森田投手は初回は三者凡退に抑える順調な立ち上がりを見せましたが、2回に村上宗隆選手に特大8号アーチを被弾
これはプロ野球において非常に影響力のある圧倒的なバッターによるもので、初の自責点を背負い先制を許します
3回には打線がすぐさま追いつきます
リチャード選手が振り逃げから塁に出ると、佐々木俊輔選手と森田投手への連続フォアボールでノーアウト満塁のチャンス
この場面で、森田投手と同じ2年目の泉口友汰選手がタイムリーヒットを放ち、同期を援護する一打となりました
しかしその後、試合の流れはヤクルトに傾きました
4回、1アウト1塁から山田哲人選手に2ランホームランを浴びてしまい、勝ち越し点を奪われます
さらに5回には1アウトから連続で3安打を献上し、森田投手が降板
その後も満塁のピンチから古賀優大選手に走者一掃のタイムリーヒットを許し、スコアは1対7
森田投手は「0点で抑えなければいけないところで、長打を打たれたり、粘り切れず悔しい」とコメント
最終的に森田投手は5回途中で6失点し、防御率は「2.79」と修正されました
6回には岡本和真選手のフォアボールを経て、2アウト2塁でリチャード選手がフェンス直撃のタイムリーを放って1点を返しますが、反撃はここまで
前日のように打線はつながらず、5安打2得点で完敗を喫しました
これにより巨人は勝率が5割を下回り、借金1を背負うこととなりました
この試合では、巨人が前日の好調を維持できず、打線の不調が顕著に表れました。特に先発投手の森田選手が重要な場面で失点を重ねたことが敗因です。打撃陣が連日での活躍を遂げられなかったことも影響し、今後の戦いに向けた調整が必要でしょう。
キーワード解説
- 防御率とは?投手が与えた自責点をイニング数で割った数字で、投手の成績を示す重要な指標です。
- フォアボールとは?バッターがボール四つを受けた結果として、一塁に無条件で進出できる機会のことです。
- タイムリーヒットとは?得点をもたらすヒットを指し、試合の流れを変える大事な要素となります。

